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超実写版『ライオン・キング』は魂を揺さぶる!かつてない映画体験

ライオン・キング

 革新的な映像表現と豪華すぎるキャストのコラボが早くから話題を呼んでいたディズニーの超実写版『ライオン・キング』。先んじて公開された本国アメリカでは実写版『美女と野獣』や『アラジン』をも上回り、ディズニー・アニメーションを再び映画化した作品として歴代最高のオープニング興行収入をたたき出すなど、早くも記録的な大ヒットになっています。本作の出来はその評判にたがわず、魂を揺さぶるかつてない映画体験が待っていました。(編集部・市川遥)

実写を超えた“超実写版”!

ライオン・キング

 “超実写版”とは、ディズニーが挑んだ、実写もアニメーションも超えた新たな表現方法です。スクリーンに映るものは実写にしか見えないですが、実際には動物たちも風景もその全てがCG。ライオンのシンバやナラ、ミーアキャットのティモン、イボイノシシのプンバァといった人気キャラクターたちは、動き、毛並み、息をして膨らむおなか……といった細部に至るまで徹底的なリサーチに基づいてリアリスティックに表現されており、「彼らは本当にアフリカにいたんだ!」と錯覚してしまうほど。その柔らかさや息遣いまで感じられる超リアルな存在感に、ナチュラルでありながら豊かな表情が加えられ、ただでさえ魅力的だったキャラクターたちがより生き生きとサバンナを駆け回ります。

 超リアルでありながら、実写であれば撮影不可能だった映像の数々を存分に堪能できるのも、“超実写版”の強み。動物目線のアングルがすさまじい臨場感を生み、小さなシンバを襲う何百頭ものヌーの暴走シーンは大迫力! まるで自分もその場に放り込まれたかのようで、興奮とワクワクが止まりません!

歌もすごい!二大スター歌手が夢の共演

 『ライオン・キング』といえば、最高峰の音楽。エルトン・ジョンらが手掛けた「サークル・オブ・ライフ」「ハクナ・マタタ」「愛を感じて」をはじめとした名曲の数々はあまりにも有名で、サウンドトラックはディズニー史上最高のCD売り上げ枚数を記録しています。そんな音楽が重要な地位を占める作品なだけに、超実写版では今年のグラミー賞で4冠に輝いたチャイルディッシュ・ガンビーノことドナルド・グローヴァーがシンバ役、そして世界の歌姫ビヨンセがナラ役という豪華すぎるキャスティングが実現しました!

 中でも、時を経て再会を果たしたシンバとナラが歌うデュエット曲「愛を感じて」は圧巻で、音楽界の頂点を極めた二人による夢の共演にうっとり。ドナルドとビヨンセはドラマチックで壮大に、オスカー受賞の名曲に新たな息吹をもたらしています。オリジナル版の名曲を全てカバーしているのはもちろん、本作には新曲「スピリット」も! ビヨンセが広大な大地で、全てを解き放つかのごとく力強く歌い上げる新たな名曲に胸が震えます。

圧倒的な映像×音楽でケタ違いの感動!

ライオン・キング

 そして革新的な映像と、最高峰の名曲の奇跡的なコンビネーションによりもたらされる感動はまさにケタ違い! アフリカの真っ赤な太陽が地平線から顔を出し、主題歌「サークル・オブ・ライフ」が大音量で響き渡るオープニングから心は一気に動物たちの王国プライドランドへ。うっすらと靄のかかった山の前を悠然と歩くゾウたち、輝く湿地の上を気持ちよさそうに飛ぶ鳥たち、そして姿を現すプライドロックの上で王の息子シンバを天高く掲げるヒヒのラフィキ……と息をのむほど美しい映像と音楽の相乗効果で、映画の世界に完全に入り込んでしまったかのような感動に包まれます。

 圧倒的な没入感を誇る超実写版では、「サークル・オブ・ライフ」に込められた“自然界の命は大きな環で繋がっている”という『ライオン・キング』を象徴するメッセージも一層強く心に響きます。幼いシンバが恐れを克服して世界における自分の役目を果たそうとする姿を通じ、分断と対立の時代に高らかと歌われる生命の賛歌は、“一人ひとりは繋がっていて、互いのためにできることがある”という新たなメッセージとして人々の魂まで揺さぶるはずです。

映画『ライオン・キング』は8月9日より全国公開 公式サイト

(C) 2019 Disney Enterprises, Inc. All Rights Reserved.

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