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イケメン調査隊

「3年A組」で話題!活躍の幅を広げる鈴木仁

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『4月の君、スピカ。』鈴木仁(すずき・じん)【第134回:イケメン調査隊】

鈴木仁

インタビュー INTERVIEW

Q:映画『4月の君、スピカ。』は、累計発行部数120万部を超える大ヒット少女漫画の映画化ですが、撮影前に原作は読まれましたか?

読みました。漫画はもともと好きなんですが、少女漫画はそれほど読まないので、ちょっと恥ずかしくなりながら(笑)。少女漫画って、登場人物たちの繊細な表情が細やかに描かれているじゃないですか。そういうところを楽しみながら読んでいました。

Q:演じられた天文好きの無口な少年・大高深月はどんな男の子だと思いますか?

友達思いで、優しさにあふれる人です。でも、その優しさを表に見せない、言葉では表さない。クールに見えて、天文には情熱を持っている。純粋な男の子だなと思いました。

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映画『4月の君、スピカ。』より

Q:そんな深月を演じるにあたって、心掛けたことは?

ヒロインの星(福原遥)、幼なじみの泰陽(佐藤大樹)とは同級生だけど、深月はちょっとお兄さんのような感じ。二人にはそんな接し方をしようと、大谷(健太郎)監督とも話し合って、演じていました。

Q:もともと天文には興味があったんでしょうか?

星については、全く知らなくて。天体望遠鏡の組み立て方なども、しっかり勉強してから撮影に挑みました。ロケ地は長野県千曲市だったんですが、運が悪くて、撮影の日にかぎって星が見られなかったんです……。でも、それ以外の日の夜空はすごくきれいでした。宿泊していたホテルに露天風呂があったので、毎晩、お風呂につかりながら、きれいな星空を眺めていました。

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Q:今回、福原遥さんと佐藤大樹さんとの3人のシーンが多かったと思いますが、撮影中に印象に残っているエピソードは?

撮影中はずっとコミュニケーションを取っていました。本当に仲良くさせていただきました。撮影以外でも遊んでいた印象しかなくて(笑)。オフの日は大樹くんとずっと一緒にいました。昼間の撮影で使われたグーギーズカフェに行ったり、ショッピングモールに行ったり。あと、温泉にめっちゃ入りました! 別所温泉という温泉街が近場にあったので「この機会に入れるだけ入ろう!」って言って、いろいろな温泉をいくつもハシゴしましたね。1日で4つの温泉に入りました。本当に気持ち良かったです。

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一問一答 PRIVATE

Q:福原遥さんとはドラマ「3年A組-今から皆さんは、人質です-」でも共演していましたね。

お互い、全く違う役柄でした。「3年A組」では設定上、あまり関わらなかったのでお互いの芝居をじっくり見るという機会はそんなになかったんです。でも『4月の君、スピカ。』のような、すごくかわいらしい純粋な子の役から、ドラマでの、クラスメイトの中でもちょっとイケてる女子の役まで、役の幅がすごく広いなと感じましたね。大変っていうのは聞いていましたけど、うまく演じ分けていて、すごいなと思っていました。

Q:「3年A組」の共演者の中で、刺激を受けた人は?

皆さん、すごすぎて。とくに菅田将暉さんは生徒30人を引っ張っていく存在なので、撮影の度に影響を受けました。自分の素が出てきてしまうくらい圧倒されました。憧れであり、毎日が勉強でした。

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Q:好きな映画を教えてください。

アバウト・タイム ~愛おしい時間について~』が大好きです! 全体的に画もすごくきれいですし、雨の中を走っているシーンも印象的でした。全てがハッピーエンドでは終わらない、そこにリアルさがあって。タイムスリップできるからって、全部やり直せて、成功するっていうわけじゃない。現実を受け止めないといけない部分もあったりする。そういうところがすごく深くて、共感できるというか、人生において勉強になるなと思いながら観ていました。もう1回観たいですね。

Q:好きな女性のタイプは?

自分を持っている人。周囲に流されるんじゃなくて、「ここだけは!」というふうに、自分の中に芯みたいなものがある人に共感するし、憧れます。それをお互いに共有できるのもいいなって思います。

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Q:好みのルックスは?

実際に恋愛につながるかどうかはわからないですけど、髪型はロングが好きです(笑)。で、たまに高めの位置で結んでいるのを見ると、いいなって思います。ギャップですね。まれに見せる、いつもとちょっと違うスタイルっていうのにグッときます。

Q:理想のデートは?

ショッピングに行って、お互いの服を選び合いたいです。買い物はいろいろなところに行くんですけど、やっぱり渋谷が多いですね。

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Q:オフが1日あったら、どんなふうに過ごしたい?

朝、NetflixかDVDで映画を観て、趣味の漫画を読んで。午後は買い物に出掛けたいです。それだけ。ゆったり時間を使いたいです(笑)。

Q:俳優の仕事を始める前から、映画や漫画が好きだったんですか?

俳優になる前は、映画はあまり観ていなかったんです。中学生のときはクラブチームでサッカーをやっていたので、本当に忙しくて。学校から帰宅したら、すぐサッカーの練習に行って、帰ってくるのが夜の11時とかで。土日も毎週、朝から晩まで練習していたので、正直、映画を観に行くヒマもなかったですね。

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Q:スポーツはサッカー一色?

幼稚園から小学2年までは水泳を習っていました。『4月の君、スピカ。』で水泳のシーンがあるんですけど、小2以来、遊びか、学校の授業くらいしか泳いでいなかったので、撮影に入る前に役づくりのため泳ぎに行きました。あと、小学2年から6年までヒップホップダンスを5年間習っていました。その間もクラブチームでサッカーをやっていたので、小学生のときは週4でサッカー、週1でダンスをやっていましたね。

Q:今ハマっていることは?

最近、フィルムカメラが好きです。デジタルも使いますけど、フィルムのほうが好きですね。3つ年下の弟をよく撮っています。たまに、自分で服を選んで、弟に着せて、一緒にちょっと遊びに行って撮影したりすることも。仲は良いです(笑)。

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Q:仁さんが考える、カッコイイ男とは?

芯のある男性ですね。ブレずに、自分がやりたいと思ってやっていることに、自信を持っている方っていうのは、やっぱり男としてすごくカッコイイと思います。自分自身もそれを意識して生きています。

Q:芸能界に入ったきっかけは?

映画『るろうに剣心』シリーズの佐藤健さんがすごくかっこよくて。それで、母が佐藤さんのことを調べていたら、アミューズのオーディションにつながって。書類審査がなくて、会場に行けば、全員受けられるというオーディションだったので、これは行くしかないと。ちょうど中学3年生の頃で、本当は高校受験のために勉強しなきゃいけない時期だったんです。そのためにサッカーも一回やめていたし。でも、何か新しいことを始めたいなと思っているときで。モデルに少し興味があったんですけど、モデルになるには何をすればいいのかわからなかったんです。そんなとき、母にオーディションを勧められたので「なら行く!」って(笑)。

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Q:俳優の仕事をしていて、一番の醍醐味とは?

自分じゃない人生を歩むというところが、すごく楽しいですね。自分じゃできない経験、ほかの仕事に就いていたらできないことを幅広くやれるのは、役者ならではの醍醐味だと思っています。ほかの役を演じたときの経験が生きて、自分自身が変わるということもあると思いますね。

取材・文:石塚圭子 写真:上野裕二

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インフォメーション MOVIE INFO

『4月の君、スピカ。』

作品写

杉山美和子のコミックを実写映画化した青春ラブストーリー。周囲になじめないヒロインが美少年と秀才に誘われて天文部に入る。主人公の女子高校生と秀才の男子高校生を演じるのは、声優としても活動している福原遥と『センセイ君主』などの佐藤大樹。長野県千曲市でロケを行い、『NANA』シリーズや『黒執事』などの大谷健太郎がメガホンを取った。

鈴木仁プロフィール PROFILE

profile

生年月日:1999年7月22日
出身:東京都
身長:183cm
血液型:A型
趣味・特技:漫画・サッカー

芸歴:2016年、第31回「MEN'S NON-NO」専属モデルオーディションにて準グランプリを獲得し、デビュー。2017年には、テレビドラマ「リバース」や、映画『心に吹く風』『兄に愛されすぎて困ってます』など、話題作に次々と出演。2018年、テレビドラマ「花のち晴れ~花男 Next Season~」で成宮一茶を演じ、注目を浴びる。今年はドラマ「3年A組-今から皆さんは、人質です-」に出演。新作映画『小さな恋のうた』は5月24日に公開予定。

映画『4月の君、スピカ。』は4月5日より全国公開

(C) 2019杉山美和子・小学館/「4月の君、スピカ。」製作委員会

公式サイトはコチラ>

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