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ヤるなら今!?アイツを打ち負かす下剋上のヒントは映画にあり

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 GWが終わり、梅雨になり、誰もが陰鬱なムードになる6月がやってきました。ただ、あなただけじゃない! 気になるあの子も、嫌いなアイツも、口うるさい上司も! 誰もがブルーになっている今がその時……下剋上だ!(編集部・小山美咲)

潜在能力を目覚めさせよ!

ストーム・トルーパーを従えるダース・ベイダーさん(写真は昨年4月に撮影したもの)

 言わずと知れた、下剋上界のレジェンド、ダース・ベイダー。『スター・ウォーズ』シリーズを観たことがない方もあの黒いマスクと「デン! デン! デン! デッデデン! デッデデーン!」というテーマ曲は知っているはず。奴隷の身分に生まれた彼は、幼少の頃に銀河系の守護者、ジェダイの騎士としての潜在能力を見込まれます。期待通り、この世界の超常能力の源であるフォースを操る才能を開花させ、英雄的存在になっていくも、精神面の弱さやら野心やらで、ダークサイドに堕ちるわけです。俗に言う“闇堕ち”した結果、世界の脅威へと……成り上がったのか成り下がったのかはさておき、貧しく支配される側だった彼が力を手にするようになった、まさしく下剋上!

 ダース・ベイダーの下剋上達成は自身の持った才能を目覚めさせたことがカギ。天は二物を与えずというくらいなので、逆に考えれば誰もが一物くらいはたまわっているに違いありません。ライバルに打ち勝つには、ひとまず自分の得意なことを極めましょう! 他人に見出されたベイダー卿のように、周囲からのほめ言葉に耳を傾けてみるのもあり。謙遜せずに!

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とりあえず口に出しとこ!

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映画『劇場版テニスの王子様 英国式庭球城決戦!』 販売元:バンダイビジュアル -(C)許斐 剛/集英社・NAS・劇場版テニスの王子様プロジェクト2011

 下剋上と聞いたら、氷帝学園中等部2年、テニス部次期部長候補・日吉若(CV:岩崎征実/『テニスの王子様』)しか思い浮かばないあなた。わかります。「下剋上」と検索すれば、関連ワードに出てくるほどですから。日吉の好きな言葉は下剋上。「下剋上だ!」と言葉にするにとどまらず、試合中さえ決め技的に「下剋上等!」(謎)と迫り、さらには「下剋上」という音楽アルバムまで発表している彼。ちなみに1曲目は「下剋上のテーマ」。聞くしかない……! 完全に言えば叶うと信じている。でもそれこそが大事! “カステラの法則”とも言われているようで、欲しいと口にすれば好機はおのずとやってくるそう。

 そんな日吉も登場する劇場版最新作と言えば、『劇場版テニスの王子様 英国式庭球城決戦!』。全然出てこないから、もしやアフレコに岩崎さん参加してなかったかなって思ったけど(『テニスの王子様』あるある)、そんなことはなかった。一言目は「下剋上等!」。ぶれない。この映画、日吉10秒くらいしかしゃべらないんですけどね。

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小悪魔テクで周囲を思うがままに操ろう!

なんて可愛いんだ… - (C) 2015 乾くるみ/「イニシエーション・ラブ」製作委員会
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映画『イニシエーション・ラブ』 発売中 価格:Blu-ray¥5,800+税/DVD¥4,800+税 発売元:バップ - (C) 2015 乾くるみ/「イニシエーション・ラブ」製作委員会

 乾くるみの小説を原作に、堤幸彦監督がメガホンを取った『イニシエーション・ラブ』。本作にはびっくりするようなトリックが仕掛けられているのですが、そんなことよりも……前田敦子さん演じるマユがとにかく可愛い! 合コンでの出会いから始まる男女の物語。マユにとっては男を落とすことなど赤子の手をひねるようなもの。ただ、それだけではないのです。

 このマユちゃん、自分の思うがままに人を操る天才。何の嫌味もなく、思い通りの展開に導くことができるテクの持ち主。あどけなさとあざとさを絶妙な具合で見せつけ、内心の計算を天然っぽく言葉にするさまは、もはや巨匠の域。したたかなのがわかる人にはわかる、というか、わりとわざとらしいのだけど、けっきょくこう来られるとノっちゃうっていう。水面下での緊迫した心理戦に、ここまでやってしまっていいのかというギリギリまで攻めて必ず勝利するマユに倣えば下剋上も近い! ただ、あなたの顔はあっちゃんじゃないってことだけは忘れずに……。

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迷わず自分の信じた道を!

まさしく“華麗なる”ギャツビー! - (C) Warner Bros. / Photofest / ゲッティ イメージズ

 愛する女性を手に入れるためにすべてをかけた男、ジェイ・ギャツビーを描いた『華麗なるギャツビー』。F・スコット・フィッツジェラルドの名著を原作に、2013年にはレオナルド・ディカプリオ主演で5度目の映画化をされています。心を通じ合わせた名家の娘デイジーと結ばれるため、ギャツビーは自身の貧しい生まれを認めず5年の月日をかけて巨万の富と名声を築き上げますが、その5年の間にデイジーにとってギャツビーの存在は過去となり、もうやり直すことは叶わないという物語。

 注目したいのは、ギャツビーのキャラクター! ギャツビーというのは自分の信じた希望、1つの目標のようなものに向かって一切の迷いや目移りもなくすべてをそそげる人物なのです。誰にもまねできないほどのこだわり、執念ともいうべきそれで、ときには悪事にも手を染め思い描いた夢を現実にしていこうとする。ギャツビーが社会でのし上がったのはその夢の先がたまたまそうだったという結果にすぎないとも言えますが、自分のビジョンを具現化するに至る、彼の姿勢は下剋上に通じるでしょう。

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最大のライバルは自分自身の中に?

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なんだか日本人らしい結論 笑! - (C) Kevin Winter / Getty Images

 人に勝たんと欲する者は必ず先ず自ら勝つ(「呂氏春秋」より/意味:人に勝とうと思ったら、まず自分自身の欲や弱さに打ち勝たなければならない)。けっきょくそこ!? まあ雨の季節、外出するのも億劫ですし、自分を見つめ直すにはいいタイミングかもしれません。

 『インサイド・ヘッド』では、人の頭の中には感情をつかさどる指令室があり、ヨロコビ、カナシミ、イカリ、ビビリ、ムカムカがそれぞれキャラクターとなって協力したりぶつかり合ったりした結果がその人の感情となって表れるという設定。フィクションの世界では人の頭上で天使と悪魔がけんかをするなんてシチュエーションがよくありますが、それを発展させたようなもの。ただ、感情に任せるのではなく、理性をもって自分で自分をコントロールしたいですよね。まずは自分の内部にうごめくさまざまな感情一つ一つと向き合い、短所を含めて自分自身を理解することから始めましょう。そして、弱い自分を制圧してよりよい自分が上に立つことが最大の下剋上かもしれませんね!

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