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第23回:カンバーバッチ主演『ジ・イミテーション・ゲーム』&エディ・レッドメイン主演『セオリー・オブ・エブリシング』&『ジム・キャリーはMr. ダマー』続編

最新!全米HOTムービー

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世界の映画産業の中心・アメリカで今最もアツい映画を現地在住ライターが紹介する「最新!全米HOTムービー」。今回の3本は、カルト的人気を誇る映画『ジム・キャリーはMr. ダマー』の20年ぶりの続編『ダム・アンド・ダマー・トゥー(原題) / Dumb and Dumber To』、ベネディクト・カンバーバッチ主演の『ジ・イミテーション・ゲーム(原題) / The Imitation Game』、そして“車椅子の物理学者”スティーヴン・ホーキングを描いた『セオリー・オブ・エブリシング(原題) / The Theory of Everything』です!(取材・文:細木信宏/Nobuhiro Hosoki)

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今、最もHOTな映画はコレ!

『ダム・アンド・ダマー・トゥー(原題) / Dumb and Dumber To』

ジム・キャリーはMr.ダマー
前作『ジム・キャリーはMr.ダマー』より - 写真:AFLO

 1994年にアメリカで公開され、全世界で興行収入2億4,727万5,374ドル(約272億29万1,140円・1ドル110円計算)を稼ぎ出したカルト的人気を誇る映画『ジム・キャリーはMr. ダマー』の20年ぶりの続編『ダム・アンド・ダマー・トゥー(原題) / Dumb and Dumber To』がアツい。当時、観客を抱腹絶倒させたあのおバカコンビ・ロイド(ジム・キャリー)&ハリー(ジェフ・ダニエルズ)が、今回は病気で腎臓移植が必要になったハリーのために、存在すら知らなかった娘を捜す旅に出る。

 ちなみに、本作が製作される約10年前、『新Mr.ダマー ハリーとロイド、コンビ結成!』という作品が別キャストとスタッフで製作されるという不可解な出来事があった。しかし、そんな失敗作を払拭するかのように製作されたのが本作で、オリジナル版に全く引けを取らない下ネタのギャグが連発! メガホンを取ったファレリー兄弟の発想に驚かされることは確実だ。ほかのお下劣作品の例に漏れず批評家からは酷評されているが、それでも話題作『ベイマックス』『インターステラー』を抑えて全米ボックスオフィスランキングで初登場1位に輝いた。20年前にオリジナル作品を気に入った人々が、子供を連れて映画館に足を運んでいるようだ。

映画『ダム・アンド・ダマー・トゥー(原題) / Dumb and Dumber To』は日本公開未定

次にブレイクする映画はコレ!

『ジ・イミテーション・ゲーム(原題) / The Imitation Game』

雨のロンドンにカンバーバッチ&キーラ・ナイトレイが登場!フォトギャラリー

ジ・イミテーション・ゲーム
ベネディクト・カンバーバッチが天才数学者アラン・チューリングに! - Jack English (C) Black Bear Pictures

 テレビシリーズ「SHERLOCK(シャーロック)」の成功で、一躍世界的な人気を博したベネディクト・カンバーバッチが、天才数学者アラン・チューリング役に挑戦した注目作。第2次世界大戦時にドイツ軍が使用していた世界最高の暗号「エニグマ」を解読して連合国軍に勝利をもたらし、「人工知能の父」と呼ばれたチューリングの数奇な人生を、数学者としてだけでなく、同性愛者としても描いている。

ジ・イミテーション・ゲーム
Jack English (C) Black Bear Pictures

 チューリングの元婚約者で、数学者のジョアンにふんしたのは、『パイレーツ・オブ・カリビアン』シリーズのキーラ・ナイトレイ。当時は違法とされた同性愛で後に逮捕されるチューリングの心境のみならず、女性数学者に対しての偏見や元婚約者という複雑な立場も映し出される。批評家からも好評で、アカデミー賞ノミネートへの一つの指標とされているトロント国際映画祭の観客賞も受賞。アカデミー賞作品賞候補の可能性は十分にある。主演男優賞にベネディクトがノミネートされる可能性も高い印象だ。

映画『ジ・イミテーション・ゲーム(原題) / The Imitation Game』は2015年3月よりTOHOシネマズみゆき座ほか全国公開

ライターイチオシ映画はコレ!

『セオリー・オブ・エブリシング(原題) / The Theory of Everything』

『ウィップラッシュ(原題)/ Whiplash』
エディ・レッドメインとフェリシティ・ジョーンズ - Jason LaVeris / FilmMagic / Getty Images

 量子宇宙論を形成した“車椅子の物理学者” スティーヴン・ホーキングの知られざる恋愛を描いた作品。ホーキングがケンブリッジ大学院生のときに、筋萎縮性側索硬化症で余命2か月と診断されたものの、発症前から交際していたジェーン・ワイルドと結婚して、想像もできないほど困難な道のりを乗り越えていく過程がつづられている。ホーキング役に挑んだのは『レ・ミゼラブル』マリウス役で注目を浴びたエディ・レッドメイン。エディはホーキングの身体的変化の過程を過去の写真を参考に綿密に表現し、アメリカの批評家の間ではアカデミー賞主演男優賞ノミネートは確実視されている。

 そんなホーキングを支える妻役には『テンペスト』フェリシティ・ジョーンズ。ホーキングの体の変化に合わせた妻の対応を事前に学び、素晴らしい二人三脚の関係をつくり上げている。人間の挑戦に限界はなく、どんなにひどい人生に思えても生きていれば希望があるというホーキングの言葉は重く、本作のラストには彼の偉業は究極の愛によって成し遂げられたことを知るだろう。

映画『セオリー・オブ・エブリシング(原題) / The Theory of Everything』は2015年上半期日本公開

【今月のHOTライター】

細木信宏/Nobuhiro Hosoki
海外での映画製作を決意し渡米。フィルムスクールに通った後、テレビ東京ニューヨーク支局の番組「ニュースモーニングサテライト」のアシスタントとして働く。現在はアメリカのプレスとして活動中。

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