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『LEGO(R)ムービー』製作会見!レゴランド訪問レポート

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『LEGO(R)ムービー』製作会見!レゴランド訪問レポート

 カリフォルニア州のサンディエゴとロサンゼルスの間に位置するカールズバッドにあるレゴランドで、世界中のメディアを集めて、『LEGO(R)ムービー』の取材が行われた。(取材・文:細谷佳史)

3月21日公開!『LEGO(R)ムービー』オフィシャルサイト

全米では3週続けてナンバーワンのヒット!

『LEGO(R)ムービー』
『LEGO(R)ムービー』(C) 2014 Warner Bros. Entertainment Inc.

本作は、レゴを使った初めての長編アニメーション映画で、全世界で今爆発的な大ヒットを記録中。全米では3週続けてナンバーワンヒットを記録し、すでに1億8,000万ドル(約180億円/1ドル=100円で計算)を超える大ヒットとなっている。批評家たちの評判もすこぶる良く、全米の批評家たちの評価を集めた人気サイト、Rotten Tomatoesでは、大衆向けのファミリー映画としては異例の96%の支持率を獲得している。監督と脚本を手掛けたのは、『くもりときどきミートボール』や『21ジャンプストリート』(日本劇場未公開)など、アニメと実写の両方でヒット作を連発するフィル・ロードとクリストファー・ミラーのコンビ。 主人公は、平凡で目立たない若者のエメット。あることをきっかけに、世界を救う鍵を握る特別な存在と誤解され、ワイルドガールやバットマンと共に、世界の破滅を企む“おしごと社長/おしごと大王”の陰謀を阻止しようとする物語だ。

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アインシュタイン像
レゴで作ったアインシュタイン像。レゴランドの中でもっとも多い150万個のレゴ(ブリック)が使われている。
ワシンドンDC
ミニランドにあるワシンドンDCのミニチュア。これもすべてレゴで作られている。
ラスベガス
ミニランドにあるラスベガスのミニチュア。
ニューヨーク
ミニランドにあるニューヨークのミニチュア。

レゴの始まりは1916年デンマークの木工所

レゴの歴史は古く、1916年にデンマークのビルンに開かれた木工所で、大工のオーレ・キアク・クリスチャンセンが木製の玩具を作り始めたのが始まり。その後、1934年に社名をレゴ(LEGO)とし、家族経営の小さな会社から世界中で愛されるオモチャ会社に成長した。1999年にオープンしたカリフォルニアのレゴランドは、デンマークのビルン、イギリスのウィンザーに次ぐ、世界で3つ目のレゴランドだ。128エイカー(約52万平方メートル)の広大な敷地に、レゴを使ったミニチュアの街や、恐竜、海賊、中世のお城、『スター・ウオーズ』などをテーマにしたさまざまなアトラクションがあり、一日中、レゴの無限の創造性を満喫することができる。

タイムズ・スクエア
NYのタイムズ・スクエアのミニチュア。細部まで本当によく出来ている。
象
この象もすべてレゴ!
ディノ・ランド
ディノ・ランド(恐竜の島)にあるトリケラトプス。

レゴランド内のシアターで開かれた記者会見に参加したのは、ミラーとロードの2人に、プロデューサーのダン・リン、アニメーション共同監督のクリス・マッケイ、英語版の声優を務めたクリス・プラット、モーガン・フリーマン、エリザベス・バンクス、ウィル・アーネットの8人だ。

製作風景
主役のエメットの声を担当したクリス・プラット(右)と、監督のフィル・ロード(中)とクリス・ミラー(左)。監督たちは台詞を録音する際、役者たちにかなりのアドリブをさせたという。

 レゴを使って映画を作るという大胆なアイディアはどこから生まれたのだろう?「プロデューサーのロイ・リーとダンが、レゴの映画を企画開発する権利を手に入れて、僕らにアプローチしてきたんだ。でも最初はちょっとこの作品に懐疑的だった。なぜなら、僕らは、単におもちゃの宣伝になる作品はやりたくなかなったからだよ。でもすぐに、レゴはおもちゃ以上の媒体であることに気づいたんだ。インターネット上で、人々がレゴを使ってストップ・モーションで作ったいろんな作品が見られるけど、それらはとてもクリエイティブで、僕らは大いに刺激を受けたよ。そして、『レゴの宣伝にならずに、レゴでどんなストーリーを語ることができるのか?』ということを考え始めたんだ」(ミラー)レゴを使って映画を作る上で一番ネックになったのが、レゴの最大の魅力でもある無限の可能性だったというから驚きだ。

ダースベイダー
ライトセーバーまで、すべてレゴによるダースベイダーの等身大像。
「スター・ウオーズ」コーナー
大人気の「スター・ウオーズ」コーナー。
ファルコン号
『LEGO(R)ムービー』にも出て来たミレニアム・ファルコン号。映画の中では、ハン・ソロとC-3POも登場するが、C-3POの声をちゃんとアンソニー・ダニエルズが担当しているところがさすが。
「スター・ウオーズ」コーナー
レゴで『スター・ウォーズ/帝国の逆襲』の名場面を再現。

レゴ可動の限界に魅力がある

「レゴの世界では、どんなストーリーもやることができる。キャラクターにも決まった世界観があるわけじゃない。レゴの持つ可能性や創造性を生かしながらも、どこかで限界を与える必要があった。感情移入できるキャラクターを作り出し、エモーショナルでユーモアに溢れたストーリーを、90分の長さで描くのは、本当に大変だったよ」(ミラー) ストーリー作りにおいては無限の可能性があっても、レゴのミニフィギュアには、可動部分は7つしかない。キャラクターをアニメートして命を吹き込む上で、そういった限界があることは、どんな影響をもたらしたのだろうか。

「実はそういったミニフィギュアの限界に、僕らは最も魅力を感じたんだ。なぜなら、CGを使うと必要などんなものでも作り出すことができる。でもそういうのは面白くないんだ。そこにはなんの創造性も出てこない。僕らはビルン(デンマークの本社)に行って、レゴのデザイナーたちやモデル・メイカーたちがどう仕事をするかを見せてもらった。彼らは、限られた部品や限られた動きの中で、いろいろな問題を解決していた。それが彼らの創造性を刺激していたんだ。だから僕らも、この映画の中で同じような限界を持たせたかったんだよ」(ロード) 今回の大ヒットを受け、すでに2017年に公開予定となる続編『LEGO(R)ムービー2』の製作が発表されたが、その前にもう1本、別のレゴ映画となる『ニンジャゴー』が公開されることになりそうだ。『ニンジャゴー』は、レゴの人気商品「レゴ(R)ニンジャゴー」のキャラクターを基に製作されたTVアニメシリーズの映画版で、こちらも『LEGO(R)ムービー』のプロデューサー・チームが製作を手がける。オモチャ同様、映画としても無限の可能性を秘めたフランチャイズ作品になりそうだ。カラフルで斬新なレゴワールドを、ぜひ映画館の大画面で、できれば3Dで体験することをお薦めしたい。

主役のエメットとワイルドガール
『LEGO(R)ムービー』の主役のエメットとワイルドガールも登場!
レゴのセット
『LEGO(R)ムービー』の公開に合わせて、映画の中に出てくるレゴのセットも展示されていた。
約150万個のレゴ
映画の中に出てくるセットは、10人のレゴ・マスター・ビルダーが5週間かけて作ったそうで、約150万個のレゴ(ブリック)が使われている。
レゴランド・ホテル
レゴランドのすぐ横にあるレゴランド・ホテル。ホテルの内装もすべてレゴがフィーチャーされていて、子供には、たまらないホテルだ。

街から乗り物から海まですべてレゴ!

バットマン
今までにないユーモラスなバットマンを作り出す上で、英語版の声を担当したウィル・アーネットのアイデアがかなり反映されているようだ。(C) 2014 Warner Bros. Entertainment Inc.
スーパーマン
ワーナー・ブラザース映画ということもあって、バットマンやスーパーマンなどDCコミックスのヒーローたちが数多く登場する。ちなみに英語版ではチャニング・テイタムがスーパーマンの声を担当している。(C) 2014 Warner Bros. Entertainment Inc.
本物のレゴとCG
本物のレゴとCGを組み合わせて作ったカラフルで斬新な映像が大きな見所だ。CGで作ったレゴにもリアルな質感を与えるために、傷や埃、へこみなどが足されている。(C) 2014 Warner Bros. Entertainment Inc.
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