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ペ・ヨンジュン『四月の雪』スペシャルプレビュー レポート

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日本中の女性を虜にしている"ヨン様"ことペ・ヨンジュンが、待望の映画最新作『四月の雪』のプロモーション活動のため約9か月ぶりに日本の家族(ファン)の前に姿を現した。ヨン様は空港内での混乱と家族(ファン)の安全を考え極秘に来日。そのため生のお姿を見ることができる最初のチャンスは、8月30日に行われた「『四月の雪』スペシャル・プレビュー」となり、会場の東京国際フォーラムには大勢の家族(ファン)が集まった。

■ ヨン様見たさに電車が止まった?!

舞台あいさつ付き試写会の会場内に入ることが許されたのは、200~300という倍率を勝ち抜いた4500名のみ。しかし、「せめて会場に到着するヨン様のお姿を一目見たい!」と東京国際フォーラムの回りには家族(ファン)らが集まった。イベントの開始は19時にもかかわらず、お昼過ぎには有楽町は女性で埋め尽くされ、警備の警察も出動した。

道の両脇には人、人、人の海! 物々しい警備車両も用意されていた

夏の暑い盛りに、老いも若きも入り乱れ、お目当てはヨン様ただ1人! その人だかりは主に東京国際フォーラムの前と、ビックカメラの前に出来ていたが、なんとその群集を見下ろす位置にある有楽町駅のプラットホームにまで人が鈴なり状態になっていた! そのために、電車が3分間遅延したとか、しないとか……。最終的に集まった人数は4000人という驚異的な記録を打ち立て、有楽町は混乱の渦と化した!!

真夏の有楽町は4000人の熱気でヒートアップ 野次馬と化した乗客たちでプラットホームも大混乱
150人ものカメラマンの熱気は通常の会見をはるかに上回っていた
■取材陣の中にも家族(ファン)が!

場内でも取材陣の壮絶な取材合戦が繰り広げられていた。舞台あいさつを取材するために、取材陣に告げられた受付開始時間は16時。しかし、取材位置は先着順ということで、ベスト・ポジションを確保するため朝の9時から受付開始を待つ列ができ始め、最終的には150名ものカメラマンたちが集結。中にはどう見ても家族(ファン)にしか見えないような取材陣も混ざりつつ、ペ・ヨンジュン、ソン・イェジン、ホ・ジノ監督の登場を待った。
■「8・2」ヨン様に日本の家族も戸惑う?
ヨン様のマネージャーさんが会場の様子を入念にチェックしていました

18時を過ぎたころに、開演を待ちわびる観客へ10分間のスペシャル映像が上映された。それは『四月の雪』の撮影風景と本国でのプロモーション活動のダイジェスト版だ。ほかでは見られないお宝映像に、会場は一気にヒートアップした。さらに最近物議をかもし出した、ソウルでの舞台あいさつ時の「8・2分け」のヘアースタイルのヨン様の映像が流れると、一瞬会場がどよめき、家族(ファン)らは再びあのヘアースタイルについて話し合っていたようだ。その間にもヨン様のマネージャーが舞台袖に何度も顔を出し、会場の様子をチェックしているのを発見した目ざといファンは、ヨン様の到着をささやき合っていた。

 

約9か月ぶりに生ヨン様を激写

■ヨン様の登場に会場から悲鳴が!

19時を過ぎ舞台にスポットがあてられると、そこには『四月の雪』をイメージして白とブルーにライトアップされた白い木と階段が用意されていた。そして司会の襟川クロさんの呼びかけにより、出演者が一人ずつスモークとともに登場! まず最初にホ・ジノ監督、次にソン・イェジン、そして少しためて……ペ・ヨンジュンが姿を現した。すると明らかに前の2人とは違う悲鳴にも似た歓声と拍手が炸裂した! 待ちに待ったヨン様の登場に会場中が沸いた瞬間だった。

■家族(ファン)の愛がヨン様を癒す

全身黒のきっちりとしたスーツに身を包んだヨン様は、5000人も収容可能なホールに集まった観客の多さと、150人ものカメラマンから一斉に浴びせられるフラッシュの光に、かなりびっくりした様子。それでもいつものようにほほ笑を絶やすことなく、身振り手振りで感謝の気持ちを伝えていた。トーク中になると伏し目がちにほほ笑む姿が増え始め、少々お疲れの様子。しかし、会場の家族(ファン)らの温かい気持ちを感じ取ったのか、次第に晴れやかな表情を取り戻していった。そして、監督やソン・イェジンがヨン様をべた褒めすると、「もう照れくさいよ(笑)」とばかりにはにかむなど、かわいらしい表情を連発していた。

少々お疲れ気味(?) の笑顔を見せるヨン様。ちょっと心配 ファンの温かい声援と眼差しにノックアウトされるヨン様

質疑応答で『四月の雪』の役柄がヨン様のイメージと違う点を指摘されると「人間ペ・ヨンジュンとしては温かく明るい姿を見ていてほしいですが、俳優ペ・ヨンジュンとしては、さまざまな役柄、いろいろなジャンルに取り組む姿を見ていてほしい」と役者魂を見せつける発言をし、家族(ファン)に理解を求めていた。30分間の舞台あいさつを終えて退場する際には、2階席にいる家族(ファン)にもめいっぱい手をふったり、とびっきりの笑顔を見せたりしながら名残惜しそうに会場を後にした。

今回のイベント参加者の統計は会場内が4500人、会場の外には4000人。取材陣はTVが80台、カメラマンが150名、記者を合わせた総数600名。さらに警備員は500人が動員された。

相変らず小指がチャームポイントのヨン様とソン・イェジン 「2階の皆にも~!」と精一杯手を伸ばすヨン様


舞台あいさつのコメント



ホ・ジノ:こんばんは。「四月の雪」を監督しましたホ・ジノです。このように「四月の雪」に大きな関心を抱いてくださいまして、どうもありがとうございます。ペ・ヨンジュンさん、ソン・イェジンさんという素晴らしい俳優たちと一緒に、一生懸命この映画を作りました。この映画に表れている悲しみや喜びが観客の皆さんに伝わることを祈っています。どうもありがとうございます。

ソン・イェジン:「こんばんは。(日本語で)」
皆さんありがとうございます。本当に多くの皆さんに来て頂きましてうれしく思います。韓国でも(試写は)何度も経験していますが、こんなに緊張した試写会は初めてです。

4か月間(撮影期間)、素晴らしい監督とペ・ヨンジュンさんという俳優の先輩、そしてスタッフにめぐまれて撮影をすることができ、本当に光栄でした。その間私はソヨン(役名)として生きており非常に辛い経験もありましたが、幸せな思いで過ごすことができました。

そして今日、皆さんにこの映画をお見せすることが出来て本当にうれしいです。日本の皆さんがこの映画をどのようにご覧になるのか、非常に気になっています。
(映画を見た人は)愛についてもう一度考えて下さるのではないかと思います。また今、悲しい恋愛をしている方にとっては、共感できる映画なのではないかと思います。

これからもがんばって皆さんに良い演技をお見せできるように努力していきたいと思います。どうか皆さんいつも健康でいてください。そしてお幸せに。ありがとうございました。

ぺ・ヨンジュン:こんばんは。ペ・ヨンジュンです。こんなに大勢の皆さんが、映画「四月の雪」のために大切な時間を割いてお越し頂いたことを心より感謝しています。今回の映画は大変な作業だったのですが、実際に終わってみると、愛について、そして人生について理解する幅が広がったような気がします。この映画を通じて、愛について新しい考え方をして下さることを願っています。
「『四月の雪』をよろしくお願いします。(日本語で)」

Q:映画の見どころについて
ホ・ジノ:日本での初公開ということで、ときめきを覚えると同時に少し怖い気もしています。しかし、文化や言葉が違っても愛の気持ちは万国共通だと思います。この映画が、今現在心が傷ついている人や過去に傷ついた経験を持つ方にとって、ひとつのなぐさめになればうれしいです。


Q:愛の形について
ソン・イェジン:愛という感情は言葉では表現できないものだと思います。私は、映画に出演するたびに、愛の表現は、わからないからこそいろいろあるものだと感じていました。「四月の雪」で描かれているのは、私出演した映画のなかでいちばん悲しく、切ない愛だと思います。

ソヨンとインス(役名)は、配偶者が不倫をしていた事実と向き合うことになりますが、皮肉なことに本人たちもまた同じような状況に陥ってしまいます。この愛が許されるかどうかは、見ている人によって考えが違うと思いますし、正解はないような気がしています。
とにかくこの映画のなかでは、切ない愛が描かれています。


Q:役柄に関して

ペ・ヨンジュン:今回は事前に人物を研究して(キャラクターを)作り上げるのではなく、人物を100%体感しようとつとめました。登場人物と同じことを経験し、それを皆さんの前でお見せしたという感じです。

(従来のイメージとは異なる役柄ついて)
人間ペ・ヨンジュンとしては温かく明るい姿を見ていてほしいですが、俳優ペ・ヨンジュンとしては、さまざまな役柄、いろいろなジャンルに取り組む姿を見ていてほしいと思います。


Q:共演者について

ペ・ヨンジュン:(ソン・イェジンについて)
集中力があり、考える力も演技も幅も広く、俳優としての技量はかなりのものです。実際の年齢差を感じさせないほど成熟してる方だと思います。大変ではありましたが、とても楽しく撮影が行えました。

ソン・イェジン:(ペ・ヨンジュンについて)
常に笑顔を絶やさずベストをつくし、熱心に演じている姿が素晴らしいと思いました。私だったら想像できないほどの情熱が必要ですが、(シーンの)撮り直しを何度も行ったときでも、一生懸命演技をされていて本当に素晴らしいと思いました。

Q:キャストについて
ホ・ジノ:(ペ・ヨンジュンについて)
もし次に一緒に作品を作ることになったら撮れるのだろうかと思うくらい、お互いにとても苦労をしましたが、映画が完成してそれを見たとき、また彼と仕事をしたいと思いました。インス(役名)の演技がとても素晴らしかったです。

(ソン・イェジンについて)
映画に対しての解釈が深く、それがどんなシーンにおいても感じられました。自分がした演技指導と違う形で見せてくれたことがあり、(自分が)お願いしたものよりも良いと思うこともよくありました。
ギョンホ(役名/彼女の夫)が死んだ時、私は淡々とした演技をお願いしましたが、彼女ははそのときの状況に身を埋めて悲しみの表現を本当によくしてくれました。彼女の演技を見ていて、監督としてもっと勉強しなくてはと思いました。



取材・文・写真 FLiXムービーサイト

ペ・ヨンジュン『四月の雪』単独インタビューも掲載中! こちら

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