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「麒麟がくる」麗しの近衛前久が大人気!本郷奏多、難役演じ切る

最終回「本能寺の変」より本郷奏多演じる近衛前久
最終回「本能寺の変」より本郷奏多演じる近衛前久 - (C)NHK

 大河ドラマ「麒麟がくる」が7日に最終回を迎え、本郷奏多演じる“変わり種”のもと関白・近衛前久が重要な役割を担うかたちで登場。かねてから麗しの美貌に加え、たたずまいや独特のセリフ回しも相まって「ハマり役」と絶賛されていたが、本郷は「明日の命さえもどうなるかわからない時代に、公家という立場にありながらさまざまな問題に積極的に関わっていく近衛前久の姿は、演じながらかっこいいと思っていました」と撮影を振り返っている。

【写真】激しく切ない最終回「本能寺の変」

 智将・明智光秀(長谷川博己)の謎めいた前半生にも光を当てながら、その生涯を軸に、斎藤道三(本木雅弘)、織田信長(染谷将太)ら戦国武将たちの壮絶な生きざまを描いた本作。最終回では、信長が光秀に相談しないまま光秀と縁深い四国の長宗我部征伐に乗り出し、さらに光秀に将軍・足利義昭(滝藤賢一)を殺せと命じたことから、両者の関係は完全に決裂。光秀は苦渋の決断として謀反を決起し、「本能寺」に宿泊していた信長を襲撃した。

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 本郷が演じる前久は切れ者で、その類まれな行動力から、公家でありながら自ら政治に介入する型破りな関白。しかし、義昭が将軍に就任すると、公家勢力の中で対立する二条晴良(小藪千豊)らにより朝廷を追われ失脚した。前久にとって、近衛家に拾われた過去を持つ伊呂波太夫(尾野真千子)とは姉弟のように育った心を許せる存在で、2人の軽妙な会話も注目を浴びていた。

麒麟がくる
細川藤孝(眞島秀和)と密談する前久

 最終回では、信長と光秀が決裂したことでいかなる影響が生じるのかを伝える重要な役どころを担った前久。前久が初めに向かったのは細川藤孝(眞島秀和)。前久は光秀が信長に饗応役を解かれたことを切り出すと、もしも信長が戦国大名・松永久秀(吉田鋼太郎)や織田家宿老の佐久間信盛(金子ノブアキ)と同様に光秀を切り捨て事を構えるとしたら、どちらにつくのかと迫った。その藤孝が言葉を濁す一方、伊呂波太夫は「(光秀が信長に)背けばいいのですよ」と迷いのない意見。前久は、そんな太夫に「気楽におっしゃいますな。信長殿に歯向こうて勝った者は一人もいないのですよ」と憂鬱そうにつぶやいた。

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 そして、正親町天皇(坂東玉三郎)の御意を承る緊迫の場面も。「織田と明智の双方が朝廷に力をお借しいただきたいと願い出た時、お上はどちらをお選びあそばされるか御意を承りたく……」という前久に帝は……。

 前久の高貴ながら軽妙洒脱なキャラクターが人気を博し、難役を演じ切った本郷に「本当に公家役が似合う」「ナイスキャスティング」「ハマりすぎ」など絶賛の声が寄せられ、穏やかな美声に注目するファンも多数見られた。(編集部・石井百合子)

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