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菅田将暉、綾野剛と応援合戦!?主演映画イベントでライバル作品も宣伝

菅田将暉
菅田将暉

 俳優の菅田将暉が29日、都内で行われた映画『花束みたいな恋をした』初日イベントに登壇し、同日に公開され言わばライバルともいえる綾野剛主演映画『ヤクザと家族 The Family』を宣伝するという異例の行動で会場を沸かせた。

【動画】同日公開の綾野剛主演映画

 イベントにはダブル主演の有村架純、土井裕泰監督、坂元裕二(脚本)も来場。最初の台本では映画化すると3時間半に及ぶものだったそうだが、有村は「一瞬で読めてしまったことに驚きました」と、その時点で脚本の面白さに引き込まれたことを告白。菅田も「めっちゃ面白かったです」と賛辞を贈り、「リアリティが凄い」と世代が違うにもかかわらず、自身の感覚が見事にシンクロする坂元が作り出す世界観に舌を巻いた。

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 有村も「いつしかの皆さまの物語でもあると思います」と話すように、20代カップルのありふれた恋の顛末を描く本作。菅田は、コロナ禍の現状を踏まえ、「DVDが出てから(の観賞)でもいいです」とぶっちゃけつつ、「映画館で映画を観ることも大事ですけど、それ以上に、テーマも普遍的で年齢や世代も関係ない作品になっているので、(鑑賞後に)人との触れ合いや温かさがいいよね……となれば」と呼び掛け。

左から土井裕泰監督、菅田将暉、有村架純、坂元裕二(脚本)

 坂元は、「この作品はラブストーリーであると同時に、文化・カルチャーが生活の中から消えていく瞬間も描いていて、期せずしてこの一年間と重なると感じています」と吐露。そして、この日公開された『名も無き世界のエンドロール』『ヤクザと家族 The Family』のタイトルを挙げて、「一緒にタッグを組んでいるつもりです。コロナ禍で映画が公開されて、わたしたちにとって文化やカルチャーは何なのか? を考えるきっかけになればと思います」と切なる願いを語った。

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 フォトセッションを終えると、菅田も「さっき(綾野)剛くんが『ヤクザと家族』の舞台あいさつで、これの宣伝をしてくれたみたいなので、『ヤクザと家族』も観てね」とアピール。菅田と綾野剛は、2014年公開の映画『そこのみにて光輝く』や、昨年放送されたドラマ「MIU404」などで共演。有村も「観てください」と後押しした。菅田らの作品を超えた応援合戦に、会場は和やかな空気に包まれた。

 本作は、ドラマ「東京ラブストーリー」「最高の離婚」「カルテット」などの人気脚本家・坂元が、映画で初めて手掛けたオリジナルのラブストーリー。東京・京王線の明大前駅で終電を逃したことを機に出会い、あっという間に恋に落ちた大学生の山音麦(菅田)と八谷絹(有村)の5年間を追う。(取材:錦怜那)

綾野剛&舘ひろし『ヤクザと家族 The Family』本予告 » 動画の詳細
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