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こんな彼女いたら最高!有村架純『花束みたいな恋をした』ではじける表情

『花束みたいな恋をした』より
『花束みたいな恋をした』より - (C) 2021『花束みたいな恋をした』製作委員会

 まもなく公開される映画『花束みたいな恋をした』(1月29日公開)で菅田将暉とダブル主演を務める有村架純。これまでドラマや映画で数々のラブストーリーに出演してきた有村が、本作では「ありふれた日常」を生きる20代のヒロインを好演。朝ドラ「ひよっこ」をはじめ、万人の心をつかむ有村ならではの演技力が光るシーンに注目してみた。

【動画】『花束みたいな恋をした』完成報告イベント【トークノーカット】

 本作は、「東京ラブストーリー」「最高の離婚」などの人気脚本家・坂元裕二が映画で初めて手掛けたオリジナルのラブストーリー。2020年の東京を舞台に、東京・京王線の明大前駅で終電を逃し偶然に出会い、あっという間に恋に落ちた大学生の山音麦(菅田)と八谷絹(有村)の5年間の悲喜こもごもを追う。監督は、有村主演の『映画 ビリギャル』や、『罪の声』などの土井裕泰

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 有村とラブストーリーと言えば、これまで映画『ストロボ・エッジ』では恋人のいる同級生に恋する高校生、『ナラタージュ』では高校時代の恩師を思い続けるヒロイン、ドラマ「中学聖日記」では教え子と禁断の恋に落ちる中学教師、「姉ちゃんの恋人」ではトラウマを持つ同僚を癒やしていくホームセンターの店員とさまざまなシチュエーションを演じてきた。坂元が脚本を手掛けた2016年放送のドラマ「いつかこの恋を思い出してきっと泣いてしまう」では、幼いころに母を亡くして以来、苦労続きの人生を送ってきた介護福祉士という役どころもあって、陰りのある役どころだったがその坂元と再び組んだ『花束みたいな恋をした』では、どこにでもいる平凡な女の子を演じている。

花束みたいな恋をした
出会ってからあっという間に恋に落ちる麦(菅田将暉)と絹(有村架純)

 予告編にも挿入されているが、麦と絹が終電を逃して入った居酒屋で、同じライブの同日のチケットを持っていた偶然に歓喜するシーンでは、有村が醸す「運命の相手」と出会った高揚感にドキドキさせられる。「こういうコミュニケーションは頻繁にしたいほうです」と控えめに大胆な発言をしたり。同棲生活ではキラキラとした笑顔を見せる一方、就職、結婚観などシビアな現実に直面してからの変化が肝。日常のささいなすれ違いの瞬間で見せる表情の数々が余韻を残す。

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 土井監督は、麦と絹の関係が象徴的に見えてきたシーンとして「脚本の段階から、ある種のリアリティを強く感じていたのは、絹が『はじまりはおわりのはじまり』を意識するシーン」を挙げ、その意図をこう語っている。「その時期が二人の恋愛のピークでありながら、絹はすでにそれがいつかは終わることなのだとかすかに自覚しながらその後の時間を過ごしていく。永遠を信じていない。それを一言で『男と女』の違いといっていいのかわからないけど、二人の温度差みたいなものが繊細に表現されていて、最初に読んだときからすごいなと思っていました。二人で海に行くシーンは切なく象徴的なシーンになったと思います」

 菅田とは同い年で、映画『何者』(2016)以来の共演。有村は、本作で菅田と演じた恋愛を以下のように振り返っている。「大恋愛だったと思います。自分の好奇心だけで行動できた年齢から少しずつ大人の女性に近づいていく、子供のような繊細な時期を麦と共に過ごしたことは、絹にとって一生心に残る恋愛になったと思う。だからその恋愛がどんな結末を迎えたにせよ、人生においておそらくものすごく幸せな時間として、絹の中には残っていくんだろうなと思います」(編集部・石井百合子)

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