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2020年の洋画1位は『アナと雪の女王2』下半期は『TENET』も健闘 - 洋画興収年間ベストテン

『アナと雪の女王2』より
『アナと雪の女王2』より - Walt Disney Studios Motion Pictures / Photofest / ゲッティ イメージズ

 2020年洋画興行収入の上位10作品が文化通信社より発表され、大ヒット作品の続編であるディズニー・アニメーション『アナと雪の女王2』が133億7,000万円で1位を獲得した(集計期間は2019年冬~2020年冬。文中の興収は一部推定)。

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 2019年11月22日に初日を迎えた『アナと雪の女王2』は、金曜初日を含めた3日間で動員145万人、興収19億円を突破し、興行通信社発表の全国映画動員ランキングで初登場首位。前作を超え、ディズニー・アニメーション史上歴代ナンバーワンとなるオープニング成績を残した。12月31日に興行収入100億円を突破した。

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 2019年12月20日に初日を迎えた『スター・ウォーズ/スカイウォーカーの夜明け』が2位にランクイン。同作は全国378劇場、962スクリーンで公開され、シリーズの熱狂的なファンはもちろん、20~30代の女性客やカップル、さらに新シリーズで新たにファンとなった中高生などが来場。その結果、前夜祭上映を含めたオープニング3日間で動員101万8,851人、興収15億7,046万円を記録した。最終興収は73億2,000万円だった。

 第92回アカデミー賞で作品賞を含む最多4部門を受賞した『パラサイト 半地下の家族』は3位にランクイン。2019年12月27日より、TOHOシネマズ日比谷、TOHOシネマズ梅田で特別先行公開を実施。2スクリーンながら10日間で約4,000万円を記録。その勢いのまま2020年1月10日より全国公開となった。その後、1月13日に米国アカデミー賞ノミネートが発表され、注目度がさらに高まった後、1月27日に興収約10億円を突破。

 そして公開5週目を迎えた2月10日にアカデミー賞でアジア映画初となる作品賞を獲得する快挙を成し遂げた。その後もコロナ禍の中でロングラン上映を続け、6月まで全国映画動員ランキングでベストテン入り。最終興収47億4,000万円を記録した。

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 今年はコロナ禍により、多くのハリウッド作品が公開延期、もしくは配信での公開にかじを切った。その影響もあり、緊急事態宣言解除後、映画館が営業を再開した下半期に公開された作品の中で、ベストテンにランク入りしたのは4位の『TENET テネット』と、8位の『2分の1の魔法』のみ。『劇場版「鬼滅の刃」無限列車編』のメガヒットにより、一見、映画業界は活況を呈しているようにも見えるが、それはやはり洋画邦画、両軸での盛り上がりがあってのこと。

 2021年には『ブラック・ウィドウ』『007/ノー・タイム・トゥ・ダイ』『トップガン マーヴェリック』『ミニオンズ フィーバー』など、公開延期となっていた作品が無事に公開され、本当の意味で映画業界が活況を呈することを祈るばかりだ。(取材・文:壬生智裕)

【2020年洋画作品別興収 上位10本】(最終興収の数字は一部推定)
1:『アナと雪の女王2』133億7,000万円
2:『スター・ウォーズ/スカイウォーカーの夜明け』73億2,000万円
3:『パラサイト 半地下の家族』47億4,000万円
4:『TENET テネット』27億2,000万円
5:『キャッツ』13億5,000万円
6:『フォードvsフェラーリ』9億6,000万円
7:『ジュマンジ/ネクスト・レベル』9億3,000万円
8:『2分の1の魔法』8億7,000万円
9:『1917 命をかけた伝令』8億4,000万円
10:『ミッドサマー』7億1,000万円

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