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見逃せない2021年注目の洋画10選

『007/ノー・タイム・トゥ・ダイ』より
『007/ノー・タイム・トゥ・ダイ』より - United Artists Releasing / Photofest / ゲッティ イメージズ

 2020年は少なめだった洋画の大ヒット作。その分、2021年は洋画の巻き返しに大きな期待が高まる。公開延期になって待ちに待っていた、マーベルや「007」、「ワイスピ」の新作や、トップスターの当たり役、アカデミー賞を狙う秀作まで、例年以上の豪華な洋画のラインナップを10本セレクトした。(斉藤博昭)

【フォトギャラリー】『007/ノー・タイム・トゥ・ダイ』

『キングスマン:ファースト・エージェント』3月12日公開

キングスマン
(C) 2020 20th Century Studios. All Rights Reserved.

 マナーを重んじる英国紳士の集団が、世界最強のスパイ組織……という設定が人気となり、前2作も大ヒットした『キングスマン』。この最新作は歴史をさかのぼり、キングスマンの誕生秘話が描かれるので、キャストも一新された。舞台は1914年で、世界大戦を操る闇の狂団に立ち向かう父と息子。演じるのはレイフ・ファインズと、イケメンスターとして注目度が上昇中のハリス・ディキンソンで、演技派スターたちが脇を固める。時代が変わっても、痛快無比なアクションは健在。監督は前2作と同じマシュー・ヴォーンなので、シリーズの精神は受け継がれている。

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『ノマドランド』3月26日公開

ノマドランド
(C) 2020 20th Century Studios. All rights reserved.

 今年はコロナの影響で授賞式の日程が変更され(現地時間4月25日)、スタイルも例年とは大きく異なりそうなアカデミー賞。その本命のひとつとして早くから注目を浴びているのが本作だ。経済危機によって、自家用車で寝泊まりしながら仕事をする、“現代のノマド(遊牧民)”と呼ばれる高齢世代を描いていく。アメリカの格差社会を鮮烈にとらえたテーマ性や、実際にノマド生活を送る人が俳優として演技をしているリアルさなど、アカデミー賞が好みそうな逸品。シビアな物語ながら、語り口は優しく穏やかで、たくましく自由に生きる姿に思わず共感してしまう。

『ブラック・ウィドウ』4月29日公開

ブラック・ウィドウ
(C) Marvel Studios 2020

 2019年の『スパイダーマン:ファー・フロム・ホーム』以降、初となるMCU(マーベル・シネマティック・ユニバース)映画作品で、MCUフェーズ4の映画1作目ということで、ファンの期待を一身に集める作品。舞台は『シビル・ウォー/キャプテン・アメリカ』の直後。アベンジャーズの一員として活躍してきたブラック・ウィドウ=ナターシャ・ロマノフの過去も明かされる。もちろん主演は、スカーレット・ヨハンソン。『ミッドサマー』『ストーリー・オブ・マイライフ/わたしの若草物語』などで、いま最も勢いのあるフローレンス・ピューが、ナターシャの“妹”を演じるのも話題。ロバート・ダウニー・Jrのアイアンマン=トニー・スタークが登場する噂も!

『GODZILLA VS. KONG(原題)』2021年公開

ゴジラ
(C) 2021 WARNER BROS. ENTERTAINMENT INC.& LEGENDARY PICTURES PRODUCTIONS LLC.

 日本生まれのゴジラと、ハリウッドが作ったキングコング。世界を代表する2大モンスターが、ついに激突する。『GODZILLA ゴジラ』『キングコング:髑髏島の巨神』『ゴジラ キング・オブ・モンスターズ』に続く“モンスター・ヴァース”シリーズの第4作。特務機関「モナーク」も絡む両雄のバトルは単純な結末に終わらないらしく、他のモンスターキャラの登場も予感させる。キャストは「ストレンジャー・シングス 未知の世界」のミリー・ボビー・ブラウンのほか、日本から小栗旬も参加。ハリウッド大作でどんな顔を見せるのか楽しみだ。アメリカでは劇場公開と同時に配信なので、その動向にも映画界の注目が集まる。

『007/ノー・タイム・トゥ・ダイ』2021年公開

007
United Artists Releasing / Photofest / ゲッティ イメージズ

 2006年の『007/カジノ・ロワイヤル』以来、ダニエル・クレイグが5作で演じ続けたジェームズ・ボンドも、いよいよ見納め。シリーズ25作目となるこの最新作は、原作者イアン・フレミングも住んでいたジャマイカで物語が始まり、あらゆる意味で集大成となり、2021年、世界が最も注目する一本だ。現役を引退し、ジャマイカで穏やかな日常を送るボンドが、誘拐された科学者の救出を頼まれる。前作で対峙したスペクターや、『ボヘミアン・ラプソディ』のラミ・マレックが演じる謎の敵によって、空前絶後のミッションへとなだれ込んでいく。ビリー・アイリッシュの主題歌など注目ポイントが満載だ。

『トップガン マーヴェリック』2021年公開

トップガン マーヴェリック
(C) 2020 Paramount Pictures Corporation. All rights reserved.

 1986年の『トップガン』は、トム・クルーズがトップスターの地位を確立した作品。その最新作が30年以上の時を経て、続編として復活する。アメリカ海軍のエースパイロット、マーヴェリックが、今度は教官の立場として亡き相棒の息子をバックアップ。もちろんトム自身も飛ぶ! 音速レベルの戦闘機にトムらキャストが実際に乗り込み、ドッグファイトもすべて実写なので、空前のアクション体験ができるのは確実だ。トムは『ミッション:インポッシブル』の最新作も年内に全米公開予定。彼の2大代表作を、2021年は一気に観られるかも!

『ワイルド・スピード/ジェットブレイク』2021年公開

ワイルド・スピード
(C) 2020 UNIVERSAL STUDIOS. All Rights Reserved.

 スピンオフも含めてこれまで9作が公開され、人気がまったく衰えることのない「ワイスピ」。毎回、常識破りのぶっ飛んだアクションが話題になるが、この最新作はタイトルから想像できるように「空中戦」が見ものだ。ロケットを装備するコンパクトカーや、車とステルス戦闘機の空中合体など、またも前代未聞レベル。ワイスピといえばファミリーの絆だが、今回はシリーズの主人公ドムの弟も初めて顔を見せるうえ、命を落としたはずの仲間が姿を現すなど、ドラマも予想不能の方向へまっしぐら。日常を忘れさせる豪快さは、2021年のトップクラスだ。

『G.I.ジョー:漆黒のスネークアイズ』2021年公開

G.I.ジョー
(C) 2020 Paramount Pictures. All Rights Reserved. Hasbro, G.I. Joe and all related characters are trademarks of Hasbro. (C) 2020 Hasbro. All Rights Reserved.

 これまでもドウェイン・ジョンソンらアクションスターがド派手な競演をみせてくれた『G.I.ジョー』の最新作は、「日本」がキーポイントになるので注目度も過去作以上。最強の戦闘エキスパート集団の中でも、人気キャラクターであるスネークアイズを『クレイジー・リッチ!』で人気急上昇中のヘンリー・ゴールディングが演じ、日本から平岳大らが参加。日本各地での大規模なロケを行い、『るろうに剣心』などのアクション監督、谷垣健治がスタントコーディネーター/アクション監督を務める。日本独自の殺陣とハリウッドの最新テクノロジーが最高レベルで融合。

『ウエスト・サイド・ストーリー』12月10日公開

ウエスト・サイド・ストーリー
スティーヴン・スピルバーグ監督&アンセル・エルゴート - Axelle / Bauer-Griffin / FilmMagic / Getty Images、George Pimentel / WireImage / Getty Images

 アカデミー賞で作品賞など10部門受賞を果たした、ミュージカルの金字塔。まさに名作中の名作を新たに映画化するのが、こちらも巨匠中の巨匠、スティーヴン・スピルバーグだ。ニューヨークを舞台に、敵対する若者グループの抗争と、結ばれてはいけない男女の純粋で痛ましい恋の運命が描かれる。主人公カップルを演じるのが、『ベイビー・ドライバー』などのアンセル・エルゴートと、3万人の中から選ばれた新星レイチェル・ゼグラー。時を超えて心を揺さぶる名曲の数々と、圧倒的なダンスシーンで、ミュージカル映画の歴史を再び塗り替える作品となるか?

『マトリックス』第4弾 2021年全米公開予定

マトリックス
キアヌ・リーヴス&トリニティ役のキャリー=アン・モス - Steve Granitz / WireImage / Getty Images、Frazer Harrison / Getty Images

 2020年末も『ビルとテッド』を復活させたキアヌ・リーヴスが、2021年は最高のヒット作でスクリーンに戻ってくる。シリーズ3作の日本での累計興行収入が計264億円という『マトリックス』。アクション映画の改革作として今なお色褪せない。主人公ネオとヒロインのトリニティがこの新作でも活躍。詳細は不明だが、キアヌによるとラブストーリーの側面も大きいそう。監督はウォシャウスキー姉妹のラナ(姉)。全米は2021年公開予定で、日本も年内公開に期待。

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