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山田裕貴、生徒に寄り添う倫理教師役 漫画「ここは今から倫理です。」ドラマ化

ドラマ「ここは今から倫理です。」で主演を務める山田裕貴
ドラマ「ここは今から倫理です。」で主演を務める山田裕貴

 俳優の山田裕貴が、漫画家・雨瀬シオリの代表作を実写ドラマ化する、NHK・よるドラ枠「ここは今から倫理です。」(全8回・毎週土曜よる11時30分~)で主演を務めることが明らかになった。

【画像】山田裕貴「先生を消す方程式。」でも教師役

 本作は、ある高校で倫理を教える謎の教師・高柳(山田)が、倫理と哲学の言葉を投げかけながら、さまざまなトラブルを抱える生徒たちに寄り添い、問い掛け、悩み続けるさまを描いた異色学園ドラマ。生徒たちの悩みは、自傷行為、深夜徘徊、いじめ、ドラッグなど、シリアスなものばかり。一見退屈に思える「倫理」の教科書に書かれた先人たちの言葉が、現代の高校生によって読み替えられ、人生をサバイバルするための武器へと変わっていく。

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 山田は、「哲学、倫理、偉人の名言、どれも好きでそのどれもが出てきて、まさかこんな作品があったとは……」と原作に出会った時の衝撃を述懐。主人公の高柳について「発する言葉にここまでシンクロを感じる人間もなかなかいないだろうなと。普段自分が思っていることを、高柳を通して伝えられる気がして、役を生きる中で自分の心を伝えられる作品に出会えたことにものすごく感謝しています。皆様の心に届くドラマに」と共感を明かしている。

 原作者の雨瀬は、第1話を描いた当時、「こんなに地味で、なんだか当たり前のような事ばかり言っている漫画が面白いのだろうか」と不安を抱えていたという。しかし、寄せられた感想に触れ「この『当たり前』がそもそも何なのかが分からない人、『これは当たり前なんだよ』と誰かに言って欲しい人が凄く多い事を知りました」といい、「実写ドラマとして、生身の役者さんを通して、紙の上とは違う角度からのこの『当たり前って、なんでしょうね』を伝えさせて頂けるのが嬉しくて仕方ありません。より多くの人がこの単純な疑問について改めて考えるきっかけになったらいいなと思います。一視聴者としても、とても楽しみにしています」とドラマ化に期待を寄せている。

 放送は2021年1月16日からスタート。脚本は「魔法使いの嫁」シリーズや『劇場版ポケットモンスター みんなの物語』など、アニメ界で活躍する高羽彩。音楽を「ユーリ!!! on ICE」の梅林太郎が担当。渡辺哲也小野見知大野陽平らが演出を務める。(編集部・入倉功一)

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