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生田斗真、稽古初日にセリフ丸暗記 宮藤官九郎脚本NHKドラマでほぼ一人芝居

「JOKE~2022パニック配信!」より
「JOKE~2022パニック配信!」より - (C)NHK

 8月10日にNHK総合で放送予定の単発ドラマ「JOKE~2022パニック配信!」(午後10時~10時45分)が完成し、主演の生田斗真、脚本の宮藤官九郎、演出の水田伸生がコメント。生田が稽古初日に86ページにわたる台本のセリフを丸暗記していたことが明らかになった。

【写真】生田斗真主演ドラマに上野樹里、吉田鋼太郎、清野菜名ら

 本作の舞台は、ポストコロナの近未来。不祥事を起こして漫才コンビを解消した芸人の沢井(生田)が、AIロボットを相方にしたネット配信の大喜利番組で再起を図るが、生配信中にかかってきた一本の電話を機に事態が急変。劇場型犯罪のショーが始まる。柄本時生松本まりか岡部たかし田村健太郎らが出演するほか、スマートスピーカーの声を一色洋平佐々木史帆が担当する。

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 脚本の宮藤いわく本作は、テレワーク、リモート、ステイホームが当たり前になってしまった状況下で「制約を逆手に取った挑戦的なリモートドラマ」。一方、演出の水田はほぼ一人芝居に挑んだ生田について「CMありませんから正味45分、台本86ページ、稽古初日に膨大な台詞の全てを覚えていました! 曰く『蜷川幸雄さんの稽古場は初日から立つから(台詞は入れて行く)』とサラリ。なんて格好いいんだ、生田斗真! 実際、撮影時に生田さんのNGは無し。宮藤官九郎さんの振幅の大きなシナリオを活き活きと演じてくださいました」とコメント。

 生田は以下のように撮影を振り返る。「本当にほぼ一人芝居なので、台本まるまる1冊暗記した感じです(笑)。ドラマの起承転結や緩急を自分のお芝居でつけていかなければいけないというのは、かなりチャレンジングだったなと思います。長回しで撮影していたので、演劇に近いような感じでした。AIスピーカーや電話とのやりとりは、相手の役者さん全員が現場に来て下さいました。生でやりとりできたので、ちょっとした間とかもリアルになり良かったなと思います」

 また生田は、出演の経緯を「本来この期間にあるはずの仕事が全部延期になってしまった状態だったので、そこに『一緒に仕事しませんか』というお話をいただけた、そういうタイミングというか、縁みたいなものも感じました」と説明。「テレビをつけても暗いニュースが多く、気が滅入ってしまうことばかりかもしれませんが、このドラマを見ている時間は、安らげる時間が提供できたらと思っています。笑ったり、ドキドキしたり、ハラハラしたりと、楽しんでもらえたら。最初から最後まで飽きないで見られるようなドラマになっているんじゃないかなと思います」と視聴者に呼び掛けている。(編集部・石井百合子)

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