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ウディ・アレン、映画を作ると「いつも自信を失ってしまう」

『レイニーデイ・イン・ニューヨーク』撮影現場でのウディ・アレン監督
『レイニーデイ・イン・ニューヨーク』撮影現場でのウディ・アレン監督 - Photography by Jessica Miglio (c)2019 Gravier Productions, Inc.

 ウディ・アレン監督が「とにかく雨のニューヨークが撮りたいというところから始まった」という新作映画『レイニーデイ・イン・ニューヨーク』(公開中)について語った。

ティモシー・シャラメが弾き語り!『レイニーデイ・イン・ニューヨーク』本編映像

 週末のニューヨーク旅行で運命の歯車が狂い出す大学生カップルの姿を、雨のニューヨークへの愛を込めて軽妙洒脱に描いた本作。主人公ギャツビー(ティモシー・シャラメ)は恋人アシュレー(エル・ファニング)のために綿密なデートプランを立てていたが、アシュレーは学校の課題として著名な映画監督ポラード(リーヴ・シュレイバー)にインタビューするうちに、新作の出来にすっかり自信を無くしたポラードのゴタゴタに巻き込まれてしまうことになる。

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 アレン監督も映画制作中は、ポラードのような気持ちになるのだという。「僕はいつでも自信を失ってしまう。間違いなくね。自信を失わないでいるなんて不可能だと思う。なぜなら、答えが必ずある科学と向き合っているわけではないから。答えがあるなら、もっと自信は得られると思うんだけどね。だけど僕の場合は未知のものと常に向き合っているわけだから、いつだって自信は失うよ」

 そうした状態から脱する秘訣は、コンスタントに仕事をすることだ。アレン監督は「毎日コツコツ仕事すること。それだけだよ。毎日地道に仕事することが秘訣だと思う。毎日朝起きて仕事する。何があっても、黙々と仕事をし続ける。それから映画のレビューを読んだり、自分について人が書いた物も読まないようにしている。時間の無駄だからね。それよりも、ただ黙々と書き続けることが大事だと思う。そうしていれば大丈夫だよ」と続けた。

 また、ギャツビーの元カノの妹として登場するチャン(セレーナ・ゴメス)は、何もせずにうじうじしているギャツビーに「現実は夢を諦めた人のもの」ときっぱり告げる。アレン監督は「もしそれが自分にとって最善を尽くした結果ならば、現実の人生もそれはそれで良いと言える思うんだ。だけど、僕らの中には、その現実世界を超えたところに行けて、そこからちょっとした魔法を人生にもたらすことができる人がいると思うんだよね。それがクリティブな面に生かされたり、愛情に生かされたり、またはそれを子供たちに与えられたりする。僕らのありきたりの人生を少しだけマジカルにしてくれる人だ。僕はそういう人の方がより良い人生を生きている、と言えると思うんだ」と語っていた。(編集部・市川遥)

映画『レイニーデイ・イン・ニューヨーク』は公開中

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