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若すぎ!トム・クルーズが58歳に!還暦目前でもアクション街道爆走中

とにかく若し! 2019年のコミコンに登壇したトム・クルーズ
とにかく若し! 2019年のコミコンに登壇したトム・クルーズ - Kevin Winter / Getty Images

 7月3日、俳優のトム・クルーズが58歳の誕生日を迎えた。30年以上にわたってトップスターの座に君臨し続けるトムだが、60歳を目前にして、アクションへの欲求はますますハードになっていっている。

【画像】かっこよすぎ!若き日のトム・クルーズ

 1981年に映画デビューしたトムは、『卒業白書』(1983)などの青春映画で頭角を表し、エリートパイロット養成機関を舞台にした『トップガン』(1986)で大ブレイク。その人気に溺れることなく、ポール・ニューマンと共演した『ハスラー2』(1986)、ダスティン・ホフマンふんする自閉症の兄と旅をする自由奔放な青年を演じた『レインマン』(1988)、自分と1日違いのアメリカ独立記念日に生まれた青年の苦難を描く『7月4日に生まれて』(1989)といった作品で、着実に俳優としての実力を証明してきた。

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 そんなトムが本格的にアクションスターとして開眼したのが、1996年に公開された『ミッション:インポッシブル』だろう。往年の人気ドラマ「スパイ大作戦」を新たなアプローチで映画化した本作でトムが演じた凄腕エージェント、イーサン・ハントは、彼のキャリア史上トップと言っても過言ではない当たり役となった。ちなみに、同じ1996年に公開された『ザ・エージェント』でトムは、アカデミー賞主演男優賞にノミネートされており、輝かしいキャリアのなかでも、大きな転機となった年と言える。

 『ミッション~』で最も有名なアクションが、CIA本部に潜入したイーサンが天井から宙づりになる場面。映画史に残る名シーンとして知られるこのアクションだが、実はワイヤーの上下は人力で制御されており、天井から落下したイーサンが床ギリギリでストップする場面も、ワイヤーの目印を頼りに、たった2人のスタッフが落下を止めていたというから驚きだ。

 本作の世界的なヒットにより、アクションスターとしてもトップに躍り出たトムの挑戦は、どんどんエスカレート。シリーズ第2弾『M:I-2』(2000)の冒頭では、ワイヤーの補助はあるものの、落ちたら即死のロッククライミングシーンに挑戦。さすがに難しい場面はスタントが担当したが、全てをやりたがるトムに、監督のジョン・ウーは肝を冷やしたという。

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 シリーズ4作目の『ミッション:インポッシブル/ゴースト・プロトコル』(2011)では、ドバイの超高層ビル、ブルジュ・ハリファの頂点に昇り、ワイヤーを頼りにビルの壁を走ってジャンプする脅威のアクションを披露。ここでも、ベンジー役のサイモン・ペッグをはじめとする共演者は気が気がではなかったという。さらに、シリーズ5作目『ミッション:インポッシブル/ローグ・ネイション』(2015)では、高度1,500メートル・時速400キロメートルで飛行する軍用機に外からしがみつき、6分間息継ぎなしの潜水シーンまでこなしてみせた。

 本物を求めるトムの欲求はとどまることを知らず、2018年に公開された『ミッション:インポッシブル/フォールアウト』(2018)では、自らヘリをアクロバット飛行させ、上空7,620mからの降下(ヘイロージャンプ)に挑戦。しかし、本作でついに事故が起きる。チェイスシーンでビルからビルへジャンプした瞬間、足首を骨折してしまったのだ。しかし、そこでへこたれるトムではない、そのシーンは映画にも使用されているが「二度と同じ撮影はできない」と演技を続けるトムの姿は圧巻だ。

 トムの危険への挑戦は『ミッション:インポッシブル』シリーズにとどまらない。『アウトロー』(2013)では、路面の凍った道路を時速160キロ超で駆け抜けるカーチェイスに自ら挑戦し、ブレーキが効かずにあわや激突……という場面もあったという。劇中よろしく、物理的に危険と隣り合わせのキャリアを歩んできたトムは、先日、ついにNASAと協力して宇宙でアクション映画を撮影する計画を発表した。高みを目指すその原動力は、何より観客を楽しませるためだという。『ミッション:インポッシブル』はすでに第7弾と第8弾の公開が決定しており、今年の12月には、彼のキャリアを決定づけた出世作の続編『トップガン マーヴェリック』が控えている。還暦に向かって、さらに進化を続ける彼の挑戦にこれからも注目だ。(編集部・入倉功一)

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