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幸せになれる植物で息子が別人に…カンヌ女優賞受賞『リトル・ジョー』日本公開

幸せになる香りがもたらすものとは……『リトル・ジョー』より
幸せになる香りがもたらすものとは……『リトル・ジョー』より - (C) COOP99 FILMPRODUKTION GMBH / LITTLE JOE PRODUCTIONS LTD / ESSENTIAL FILMPRODUKTION GMBH / BRITISH BROADCASTING CORPORATION / THE BRITISH FILM INSTITUTE 2019

 第72回カンヌ国際映画祭コンペティション部門で主演女優のエミリー・ビーチャムが女優賞を獲得し、『007』シリーズのベン・ウィショーも出演した新作映画『リトル・ジョー』が、6月19日より日本公開されることが決定した。

 タイトルのリトル・ジョーとは、主人公の研究者アリス(エミリー・ビーチャム)が生み出した、人を幸せにする香りを放つ新種の植物。シングルマザーでもあるアリスは、仕事に没頭するあまり、きちんと向き合えていなかった息子のジョーにリトル・ジョーを一鉢贈る。しかし、花粉を吸ったジョーや同僚のクリス(ベン・ウィショー)はやがて、全く別人のような振る舞いを見せ始める。

 子供を大事に思う一方で、心から仕事も愛している母親の複雑な心情を見事に表現したエミリーは、今後、エマ・ストーン主演で『101匹わんちゃん』に登場する悪女を描く『クルエラ(原題) / Cruella』への出演も決定している。監督は『ルルドの泉で』などで注目された気鋭の女性監督ジェシカ・ハウスナー。また音楽には、日本人作曲家の故・伊藤貞司の楽曲を使用。和楽器の音色で創り出される危い旋律も必聴だ。

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来日するリトル・ジョー

 ちなみに、本作のもう一つの主役であり、実際の撮影に使われた“リトル・ジョー”が30鉢、公開に合わせて日本上陸。配給会社ツインのTwitterにて随時成長過程が報告されるという。(編集部・入倉功一)

映画『リトル・ジョー』は6月19日よりアップリンク渋谷、アップリンク吉祥寺ほかにて公開

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