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007新作にも新型コロナウイルスの影響 中国プレミアがキャンセル

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中国の映画市場に影響(前作『007 スペクター』より) - MGM / Columbia / Photofest / ゲッティ イメージズ
中国の映画市場に影響(前作『007 スペクター』より) - MGM / Columbia / Photofest / ゲッティ イメージズ

 4月に予定されていた、映画『007』シリーズ最新作『007/ノー・タイム・トゥ・ダイ』の中国・北京におけるプレミア上映が、新型コロナウイルスの影響によってキャセルになったと、Deadlineほか各メディアが報じた。

【画像】日本版キャラクターポスター全6枚

 ボンド役のダニエル・クレイグにとって5作目の『007』シリーズにして、彼が出演する最後のシリーズになるといわれている本作。中国プレミアにはクレイグら主要キャストが参加し、中国各都市をまわる宣伝ツアーを展開する予定だったが、全てキャンセルされたという。前作『007 スペクター』(2015)の全世界興収8億8,067万ドル(約969億円)のうち、中国内の興収は8,351万ドル(約92億円)だった。『007/ノー・タイム・トゥ・ダイ』の日本公開は4月10日予定。

 新型コロナウィルスの影響は中国の映画産業に打撃を与えており、今月初めには、同国内の約7万におよぶ映画館の大半が閉鎖されたと The Hollywood Reporter が報道。2月12日公開を予定していた『ジョジョ・ラビット』、2月14日公開予定だった『ストーリー・オブ・マイライフ/わたしの若草物語』、2月21日のリリースが承認されていた『1917 命をかけた伝令』、『ドクター・ドリトル』といったハリウッド映画がそれぞれ公開を中止し、中国映画の公開も延期されたとも報じた。(Box Office Mojo 調べ・1ドル110円計算)(編集部・入倉功一)

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