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劇場版「Gレコ」テーマソングにドリカム!中村正人、富野監督前に爆笑トーク

富野由悠季総監督と中村正人
富野由悠季総監督と中村正人

 29日、テレビアニメ「ガンダム Gのレコンギスタ」の劇場版シリーズ1作目『劇場版 『ガンダム Gのレコンギスタ I』「行け!コア・ファイター」』の初日舞台挨拶が、東京・新宿ピカデリーで行われ、本作のテーマソングアーティストに決定した DREAMS COME TRUE中村正人がサプライズ登壇。総監督を務める富野由悠季を共に、劇場を笑いに包むトークを繰り広げた。この日は、声優の石井マーク(ベルリ・ゼナム役)と、プロデューサーの小形尚弘も出席した。

【画像】劇場版 『ガンダム Gのレコンギスタ I』「行け!コア・ファイター」

 ドリカムのテーマソングは現在も制作中で、中村は、レコーディングを抜け出してステージに登壇。この日は、本作終了後に上映された第2部の予告編で、インストゥルメンタルバージョンが数10秒間のみ披露された。

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 富野総監督は、ジョーク交じりに「劇場版を仕上げるに当たり、何か足りないものがある、新しい力がいると思い(音楽担当の)菅野(祐悟)さんと大ゲンカしながら、私からお願いしました」とテーマソング決定の経緯を説明。続いてステージに呼び込まれた中村も「誠に光栄なのですが、すでに初回上映を観た方から『監督、血迷ったか』と(SNSで)非難の声が上がっていますね」とあいさつしてみせ、会場の笑いを誘った。

 富野総監督との出会いは10年ほど前、ラジオ番組での共演だったという中村は「僕らはファーストガンダム世代。富野監督たちの世代が作ってきたエンタメを必死で追いかけてきました。だから、監督と会った瞬間、神に抱かれた息子のようにホッとしたんです」と振り返る。さらに、今年の夏に富野総監督の夢を見ていたことも告白。「その後で今回のオファーをいただいたので、神のお告げだと思いお受けしたんです。ところが最初のミーティングで、ドリカムの曲を聴いたらしい監督が『中村くん、こういう感じじゃないんだよなあ』っておっしゃって」と明かした。

画像テキスト
富野由悠季、中村正人、石井マーク、小形尚弘プロデューサー

 さらに中村は、若いファン層を取り込みたい富野総監督から「(起用は)失敗だったかな」と言われたことも暴露。「僕は、米津玄師に頼んだ方がよいのでは? とアイデアを出したんです。だから本当は、今日ここに米津玄師が立っているはずだった」と舌も滑らかにさらに爆笑を誘う。「真に受けないでください」と弁明する富野総監督だったが、中村は「僕もスタッフの方々も、富野監督の言葉は聖書のようなもので一言一句書き留めているので、全部真実です」とダメ押ししてみせ、会場を盛り上げた。

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 そんな中村の発言をうれしそうに聞いていた富野総監督は、本作について「今までパリやニューヨーク、それに『富野由悠季の世界』展などで、一部公開してきましたが、実は、今までのものは完成ではないところがありまして、今までシラを切ってきました。今日、みなさんがご覧になったものが、本当の完成品です」と自信たっぷりに話し、公開を喜んでいた。

 本作は、富野総監督が「∀ガンダム」から15年ぶりにテレビシリーズの総監督を務めた「ガンダム Gのレコンギスタ」(全26話)に、新規カットやアフレコを追加して映像を再編集した劇場版全5部作の第1弾。宇宙世紀終えん後の“リギルド・センチュリー”を生きる少年少女の冒険を追った作品で、少年ベルリ・ゼナムと少女アイーダ・スルガンとの出会いや、新たな機体“G-セルフ”をめぐるはじまりの物語を描かれる。(取材・文/岸田智)

『劇場版 『ガンダム Gのレコンギスタ I』「行け!コア・ファイター」』は東京・新宿ピカデリーほか全国23館で2週間限定上映中

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