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古舘佑太郎、監督の「ヤバい撮影がしたい」に衝撃

古舘佑太郎
古舘佑太郎

 ミュージシャンで俳優の古舘佑太郎が主演する映画『アイムクレイジー』の初日舞台あいさつが24日、東京のシアター・イメージフォーラムで行われ、古舘、女優の桜井ユキ、本作が長編デビューの工藤将亮監督が出席。古舘は、工藤監督について「いきなり監督が『俺は警察に捕まってもいいから、ヤバい撮影がしたい』って言うんで、一瞬怖くなったのを覚えています」と振り返り、客席を笑わせた。

サプライズも!イベントの様子【写真】

 森田芳光監督をはじめ、行定勲監督、白石和彌監督ら、有名監督のもとで腕を磨いた工藤監督の長編第1作目。2人が最初に出会ったのは、4年前にさかのぼるということで、工藤監督は「当時『太陽の塔』という小説(森見登美彦・著)を映画化しようと、古舘くんの主演と音楽でやりたいと、直接会ってオファーしたのが最初です」と説明。「渋谷の街で、若者たちがテロを起こす話」にしたというが、残念ながら作品化には至らなかった。

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 ミュージシャンであり、NHK連続テレビ小説「ひよっこ」や主演映画『いちごの唄』などに出演し俳優としても活動する古舘。最初のオファー時、監督に「渋谷の街をグシャグシャにして俺は警察に捕まるから。ヤバイ撮影がしたい」と言われた時の印象が強烈だったと語ったが、古舘は「不思議と初めて会った感じがしなかった」とも続けた。改めて、2年前に本作の撮影に着手。工藤監督にとっては4年越しの古舘とのタッグが実った格好だ。

 本作は、世の中にあふれる音楽に嫌気がさしたミュージシャン・佑樹(古舘)が、音楽を諦めようとラストライブの日を迎えるが、交通事故というかたちでに出会った作曲家の美智子(桜井)、広汎性発達障害を持つ息子・健吾(佐々木聖輝)と関わりを通じて、彼の何かが動き始めるという人間ドラマ。

 「俳優業と音楽の両立の難しさを感じることは?」と進行役から聞かれた古舘は「気持ちの部分で、どちらかにオン・オフがあるのではなくて、自分にはどちらも良い作用があると感じています。難しいのは、スケジュール面だけですね」と回答。本作を撮った約10日間は俳優として作品に集中したという。

 完成した本作について、古舘は「まじりっけのない感情を作品にしたいというタイプの方だと思う。工藤監督の正直な部分が、全部映画に出ていて、ブレたところのない真っ直ぐな作品」と工藤監督の長編デビューを讃えた。

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『アイムクレイジー』
佐々木聖輝くんも飛び入り参加

 この日の舞台あいさつには、健吾役の佐々木聖輝くんも客席から飛び入りで参加。桜井は久しぶりの聖輝くんとの再会に「大きくなったぁ!」と大喜びの表情だった。(取材・文:岸田智)

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