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伊原剛志、浅野忠信、村上淳、蒼井優ら9名の新キャスト オダギリジョー監督『ある船頭の話』

『ある船頭の話』新キャスト
『ある船頭の話』新キャスト - (C)2019「ある船頭の話」製作委員会

 7日、オダギリジョーが監督、脚本を務める映画『ある船頭の話』(9月13日公開)の新キャスト9名が発表された。伊原剛志浅野忠信村上淳蒼井優らオダギリとゆかりのある顔ぶれが集結し、主人公の船頭トイチ(柄本明)の舟に乗る客人にふんする。

【写真】山田孝之のドキュメンタリー

 本作は、近代産業化とともに橋の建設が進む山村に暮らす、寡黙な船頭のトイチを主人公にした物語。主人公トイチ役の柄本、村人・源三役の村上虹郎、トイチが出会う身寄りのない少女役の川島鈴遥に加え、伊原剛志、浅野忠信、村上淳、蒼井優、笹野高史草笛光子細野晴臣永瀬正敏橋爪功の出演が決定した。村上淳、虹郎は『2つ目の窓』(2014)、『』(2018)に続いて親子で名を連ねる。

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 新キャストが演じるのは、全てトイチの舟で向こう岸へ渡ろうとする客人。伊原は川上で建設中の橋の関係者、浅野は馴染みの客、村上は上流で起こった事件の噂話を聞きつける商人、蒼井は芸妓、笹野は酪農を営む客、草笛は生まれ故郷に戻る女性、細野はマタギの親方、永瀬はその息子、橋爪功は町医者にふんする。

 オダギリはキャスティングについて「同業者ですからね(笑)。自分の好みというか、好きな方々に集まって頂きました。監督なんて滅多にあることじゃないので、このお祭り騒ぎに乗じて一緒に遊びませんか? みたいな軽いノリでお声掛けしました」と意図を説明。「受けて頂いた方々は、役の大小や、ビジネス的な観点で仕事をしていない、粋な方々ですね(笑)」とも述べている。

 新キャストにはオダギリと仕事を共にしてきた面々が集結。浅野は黒沢清監督作『アカルイミライ』(2002)、村上は『この世の外へ クラブ進駐軍』(2003)、蒼井は『蟲師』(2006)『オーバー・フェンス』(2016)、笹野は「時効警察」(2006)『転々』(2007)などで共演。細野は、オダギリの主演作『メゾン・ド・ヒミコ』(2005)の音楽を手掛けている。

 撮影監督は、ウォン・カーウァイ作品などで知られるクリストファー・ドイル。衣装デザインに『』で米アカデミー賞を受賞したワダエミ、音楽にアルメニアのジャズ・ピアニスト、ティグラン・ハマシアンとスタッフも豪華布陣となっている。(編集部・石井百合子)

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