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劇団EXILE総出演『jam』続編はどうなる?

ウディネ・ファーイースト映画祭にて
ウディネ・ファーイースト映画祭にて

 青柳翔町田啓太鈴木伸之ら劇団EXILEのメンバーが総出演した映画『jam』でメガホンを取ったSABU監督が、イタリアで開催中の第21回ウディネ・ファーイースト映画祭で取材に応じ、続編について語った。

【写真】劇団EXILEが勢ぞろい!

 SABU監督が脚本も手掛けた同作は、熟女たちから熱狂的な支持を受けている場末のアイドル演歌歌手・ヒロシ(青柳)、意識が戻らない彼女のために、善いことを続けると願いがかなうという迷信を信じ、その行いを続けるタケル(町田)、自分を刑務所に送ったヤクザたちに復讐を仕掛け、追い回されるテツオ(鈴木)という、三人の男たちの人生が交錯する物語。昨年12月に公開され、初日舞台あいさつでは続編の製作が発表された。

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 「もともとシリーズ化してもいいなと思うストーリーだった」と語るSABU監督は、「『jam』は話をいくらでも書けるので、書いていて楽しいんですよ。(タイトルの)『jam』っていうのはジャムセッションのように、ごちゃまぜ的な意味だから、何でもありで、どこまでもふざけられる。『jam2』は早くやりたい」と続編に大乗り気。

SABU監督
ウディネで取材に応じたSABU監督

 具体的なストーリーについては「全然決まっていない」というが、「そのまま(話を)つなげるか、全然新しい形にするかとか、いろいろできます。ヒロシのキャラは面白いし、エンドロールの最後もそうですけど、それぞれ続きがどうなるのかな? っていう終わり方にはしてあるので、どうしようかなって。何となく頭に浮かんではいるんですけど、まだ決めてはないです」と現状を明かした。

 ウディネ映画祭の上映では観客から笑いが起きるシーンも多く、「割と緊張感を持ったコメディーに仕上げているので、お客さんはすごく迷うと思うんですね。(コメディーなのかシリアスなのか)どっちで観たらいいのかなって。でも盛り上がる方向にいっていたので、よかったです」と安堵の表情を見せたSABU監督。

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 「俺としては(続編の撮影が)いつ来てもいいんです。でも、こうやって映画祭を回ると、ウディネで撮影もおもろいんかなとか、いろいろな引き出しができて(続編の)アイデアがいっぱいひらめく。だから、意味があって時間がかかっているのかもしれないですね」とほほ笑んだ。

 北イタリアのウディネで毎年行われる同映画祭では、イタリアであまり観る機会のない東アジアや東南アジア各国の映画を上映。5月4日まで開催される。(取材・文:編集部・中山雄一朗)

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