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広末涼子、声を震わせ涙…長渕剛の主演映画会見で

呼吸を整えながら話した広末涼子
呼吸を整えながら話した広末涼子

 長渕剛の主演映画『太陽の家』(2020年全国公開)に、飯島直子山口まゆ潤浩広末涼子瑛太が出演することが明らかになった。25日、都内で行われた記者会見で発表された。シングルマザーを演じる広末は、愛にあふれた本作撮影時に何度も涙したことを打ち明け、この日の檀上でも、思わず涙で瞳を潤ませた。

【写真】髪型が…!愛弟子役の瑛太

 本作は、人情に厚く神技的な腕を持つ大工の棟梁・川崎信吾(長渕)が、息子を女手一つで育てる保険会社の営業ウーマンと出会い、母子のために一肌脱ごうと奮闘する姿を描く。4月1日にクランクインし、5月上旬のクランクアップを予定している。信吾と関わっていくシングルマザーの池田芽衣を演じる広末は「長渕さんと共演するなんて想像もしていなかったので光栄で、現場にいてもワクワクしています」と笑顔。一方で、長渕が優しい愛にあふれた本作の撮影中に「今の(シーン)よかったな。俺の人生にこういうことあるかな」と考えたり、両親や妻子のことを思い出して涙を流したりすることを話すと、広末は声を震わせながら「わたしもカットがかってから涙が止まらなかったことを思い出しました。恥ずかしいくらい涙が止まらなくて」と打ち明けた。

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 さらに、涙で瞳を潤ませながら、大きく息を吸って呼吸を整え「わたしの人生にもこんな親切な他人がいてくれたらよかったのにな」と素直な思いを吐き出した。そして「こういう気持ちを観てくださる方にも受け取ってもらえたらいいなぁと思います」と心を込めた。

太陽の家

 長渕は、「20年ぶり主演映画」と言われることが「(20年間)遊んでいたみたいで嫌」と笑いながら、「久しぶりにこの(映画の)現場に携わらせていただいて、最高ですね。笑顔が絶えない毎日で、こんな綺麗な方に囲まれて、映画界のカリスマの瑛太とも一緒にできて」と声を弾ませた。

 信吾の妻・美沙希役の飯島は「破天荒な夫を優しく見守りながらも、実は手の上で転がしている」と役について説明しつつ、「こんなことがない限り、長渕さんを転がすことはできないので、とっても楽しく演じさせてもらっています」とにっこり。また、長渕について「いつも怒っていらっしゃると思っていたから、意外と言ったら失礼ですけど、ずっと優しい」とぶっちゃけて笑いを誘った。

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 その飯島が長渕をビンタするシーンは3テイクも撮ったそうで、長渕は飯島のスイング幅が大きいことから「2回目は怖くて(ビンタされる瞬間に)目を閉じた」とチャーミングな一面をのぞかせていた。

 信吾の愛弟子・河井高史を演じる瑛太は、小学生の頃から長渕を敬愛しており、その影響でギターも始めたそうで「苦しい時や弱い自分が出てきた時は剛さんの曲に支えられた」と回顧。2年前から交流を持つようになり「強く、優しく、いつも笑っている」という理想の父親像だと語った。そんな長渕との共演は「ドキドキもするけど楽しい」と話すと、「今も泣きそうになっちゃって」と泣きマネをしながら感激ぶりを表していた。会見には権野元監督も出席した。(取材:錦怜那)

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