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『キャプテン・マーベル』に影響を与えた90年代ムービーたち!

懐かしの映画の影響がそこかしこに! 『キャプテン・マーベル』
懐かしの映画の影響がそこかしこに! 『キャプテン・マーベル』 - (C) Marvel Studios 2019

 マーベルスタジオ最新作『キャプテン・マーベル』(全国公開中)を手掛けたアンナ・ボーデン監督とライアン・フレック監督が、本作の舞台となる、1990年代が作品に与えた影響を語った。

【動画】舞台は90年代!『キャプテン・マーベル』本予告

 記憶を失った女性戦士ヴァース(ブリー・ラーソンが、隠された真実を求めて戦う姿を描く本作。1995年の地球が戦いの場となるだけに、ニック・フューリー役のサミュエル・L・ジャクソンは若かりし頃の姿で登場。劇中のファッションや文化、音楽にも、当時の雰囲気が漂う。

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 時代設定だけではなく、映画自体のスタイルも90年代を意識したという両監督。「90年代の映画でいえば、『マトリックス』(1999)は6回も映画館に通ったぐらい大好きでした」と振り返るボーデン監督は「特に80年代と90年代のアクション映画からインスピレーションを受けましたね。『ターミネーター2』なんかをお手本にしたんです」と明かす。「あと、少し時期がズレますが、『ロボコップ』(1987)。自分探しの旅に身をゆだねているという点では、影響を与えているといえます」

 さらにフレック監督が「僕の場合は『ターミネーター2』(1991)で映画館に4~5回は行ったし、『パルプ・フィクション』(1994)も少なくとも4回は映画館で観ました」と振り返ると、ボーデン監督は「今は彼と働いてるわ!」と笑顔。「そう、ニック・フューリーとね。信じられません。ティーンエイジャーの頃にぞっこんだった映画のスターが、今では僕たちのセットにいる。クールなことです」(フレック監督)

 また、サミュエル演じる若き日のニックとヴァースのユーモアあふれる掛け合いは、往年のバディムービーのよう。フレック監督も「その通り。バディムービーもとても影響を与えています。『ミッドナイト・ラン』(1988)、『リーサル・ウエポン』(1987)、『48時間』(1982)といった作品ですね」と認める。「そういった映画たちの要素が、『キャプテン・マーベル』の小さなショットに影響していたりするんです。ブリーとサムの間にあるケミストリーもそのひとつですね」

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 嬉々として語る二人は、もともとマーベルコミックのファンというわけではなかったという。「小さい頃はあまりコミックを読んでいませんでした。最初の『アイアンマン』(2008)を観た理由も、ロバート・ダウニー・Jrが出ていたからなんです」(ボーデン監督)。だが、映画の魅力が彼らを捉えた。「マーベルが素晴らしいのは、ヒーローたちに欠点があること。これは原作コミックスも同じです。大規模なアクション映画でありながら、キャラクターの内面が非常に興味深く、エモーショナルに描かれている。だからこそ、今回のチャンスに飛びつきました」(フレック監督)

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ライアン・フレック監督とアンナ・ボーデン監督 Dave J Hogan / Dave J Hogan / Getty Images

 ちなみにボーデン監督は、マーベル初の女性監督であり、本作はマーベル初の単独女性ヒーロー映画。ライバルのDC映画も『ワンダーウーマン』(2017)で一足先に女性ヒーロー映画を大成功させている現在、ボーデン監督は、これからの女性ヒーローの活躍に期待をかける。「マーベルが長らくアイデアを温めてきた『キャプテン・マーベル』が、やっと公開になりました。望めることならキャプテン・マーベル対ワンダーウーマンではなく、30人の素敵で多様な女性ヒーロー達と一緒になって、皆さんに意味のあるテーマを投げかけることができたら本望です。もちろん、男性ヒーローにも、今まで通り頑張ってもらいます!」(編集部・入倉功一)

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