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佐藤健、出身県で誕生日イベント「気が付いたら30代」

30代の抱負を語る佐藤健
30代の抱負を語る佐藤健

 佐藤健が20日、自身の出身地である埼玉県で開催された「30th ANNIVERSARY EVENT」に登壇。21日に30歳を迎えた佐藤が、20代最後の日となる前日のイベントで囲み取材を行い、「びっくりするぐらい実感がなくて。気が付いたら30代」とコメント。「20代は何もわからず『やれ』と言われたことをがむしゃらにやってきた感じ。30代になったら、こういう作品、こういう映画をやりたいとか。自分がやりたいことを、もっともっと実践していきたい」と抱負を述べた。

【写真】「仮面ライダー電王」時代の佐藤健

 佐藤は囲み取材で「映画の撮影がバタバタで、イベントの準備がなかなかできなくて……。実は昨日はまさかの徹夜。動画の編集をしていたんです。さっき起きて、のども全然開いていない状態で……。リハ(リハーサル)で一発目に歌った時からこれやばいって」と過密スケジュールの中、イベントを迎えたプレッシャーを吐露。「こういうイベントは大変久しぶり。至らないところが多々出てきそうだけど、自分の日頃の感謝の気持ちだけは皆さんに届けたい」と意気込んだ。

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佐藤健
イベントの様子

 本番では「ハッピーバースデー」が流れる中、壇上に用意されたケーキのろうそくを佐藤が吹き消す演出で登場。佐藤は、バースデーケーキ風の帽子をかぶり、カジュアルな服装。ステージ上は佐藤のライブストリーミング番組「たけてれ」風の装飾が施され、懐かしいファースト写真集や「仮面ライダー」時代の生写真なども飾られている中、佐藤がステージ上でくつろぎながら、ファンとコミュニケーション。佐藤と親交の深い、お笑いコンビ・千鳥のノブがビデオメッセージで佐藤にまつわるクイズをファンに出すコーナーもあった。

佐藤健
親友のくまモンと記念撮影

 イベントは3部編成でトークが終わると、昨年公開の映画『億男』で佐藤が劇中披露した古典落語の「死神」を生披露。その後、歌のステージを行った。途中、映画『るろうに剣心』の撮影が熊本県で行われて以来の仲で、互いに親友と認め合うくまモンもサプライズで駆けつけ、佐藤は「すごい。嬉しい~。2年ぶりくらいかな」と声を上げ、くまモンと寄り添って記念撮影。くまモンから”むぎゅカプ”のプレゼントも受け取った。

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 佐藤は20代を振り返り、「やり残したことはないんですけど、20代が終わることはさみしい。僕の仕事はありがたいことにその時の自分を残しておける仕事。もっとたくさん仕事して残しておけばよかったという気落ちはあります」と現在の心境を吐露。一方で、30代に突入することについて「こんなにお祝いしてもらってあれですけど、今後、30代ということを隠していこうと。役者としてその数字は邪魔」ときっぱり。「(役者として)10代に見えるなら10代でいい、おっちゃんに見えるならおっちゃんでいい」と持論を展開した。(取材・文:名鹿祥史)

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