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40分の長回しも!『十二人の死にたい子どもたち』撮影の裏側

本物の廃病院で撮影が行われた
本物の廃病院で撮影が行われた - (C) 2019「十二人の死にたい子どもたち」製作委員会

 豪華若手俳優たちの共演で注目されている映画『十二人の死にたい子どもたち』の撮影現場の様子をおさめた写真が公開されるとともに、カメラ5台を同時に使用した撮影や、40分の長回しでの撮影など、独特の撮影手法が本作で取られていたことが明らかにされた。

【写真】『十二人の死にたい子どもたち』撮影現場の様子

 『トリック』シリーズなどの堤幸彦監督が作家・冲方丁のサスペンスを映画化した今作では、集団安楽死をするために集まった十二人の少年少女たちが「十三人目の死体」を発見したことで疑心暗鬼になっていく様子を描く。十二人の子どもたちを演じる俳優陣は杉咲花新田真剣佑北村匠海高杉真宙黒島結菜橋本環奈はオファーで、吉川愛萩原利久渕野右登坂東龍汰古川琴音竹内愛紗はオーディションで決まった。

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 人気劇作家・演出家の倉持裕が手がけた脚本には6、7ページにおよぶ場面も多く、12ページという長さのシーンもある。そんな作品の撮影は5台のカメラを同時にまわして実施する、堤監督が「祭り」と呼ぶ方法で行われた。堤監督は自作の撮影で頻繁にこの手法を使用しているという。

十二人の死にたい子どもたち
(C) 2019「十二人の死にたい子どもたち」製作委員会

 堤監督は「活きのいい十二人の役者の勢い・ポテンシャルの高さ、ストレートに言うと『若さ』。それゆえの危うさ、怖さなどがびっくりするくらい、いい形で撮影ができた。彼らの化学反応が想像以上に人間ドラマになり、こんなに密度の高い演技を撮ったのは初めてだった」と撮影を振り返っている。映画の公開は1月25日から。(編集部・海江田宗)

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