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人気声優・下野紘、実写映画初主演で抱擁シーンに「ドキドキ」

白衣姿で舞台あいさつを行った下野紘
白衣姿で舞台あいさつを行った下野紘

 第4回秋葉原映画祭で12日、人気声優・下野紘が実写映画初主演を務めた『クロノス・ジョウンターの伝説』がオープニングプレミア上映され、下野、ヒロイン役の井桁弘恵蜂須賀健太郎監督が舞台あいさつを行った。「黄泉がえり」などの梶尾真治のSF小説を映画化した本作は、思いを寄せる女性・来美子(井桁)を救うため過去に戻る主人公・吹原和彦(下野)の姿を描くタイムトラベルロマンスだ。

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 アニメ「進撃の巨人」「うたの☆プリンスさまっ♪」シリーズなどで知られる人気声優の下野だが、実写映画初主演の舞台あいさつとあって「なかなか不慣れなもので……。どうしていいか分からない」と落ち着かない様子。主演俳優として、「責任重大。プレッシャーを感じていました」と胸中を吐露した。

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 撮影は5日間の早撮りで行われたという。タイトなスケジュールだったが、蜂須賀監督は「下野さんも井桁さんもセリフを完璧に頭に入れてくれていたし、こちらの演技のリクエストにも柔軟に対応してくれた。二人とも勘がいいし、芝居も上手」と二人のプロフェッショナルな姿勢を絶賛した。

 下野と井桁は初共演。「はじめまして」で最初のシーンが、下野が井桁を抱きしめるシーンだったといい、下野は「声優をやっていて、抱きしめるのは台本くらいなので、ドキドキしちゃって……」と感想を述べて笑いを誘う。タイムトラベルがテーマの本作にちなんで、戻りたい過去を聞かれた下野は「5~10年ほど前になるけれど飲みすぎちゃって、記憶を無くして財布とかコートとか全てなくしてしまったことがある。記憶をなくす前に戻りたい」と過去の自虐ネタを披露していた。(福住佐知子)

映画『クロノス・ジョウンターの伝説』は2019年春公開

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