戸田恵梨香＆大原櫻子『あの日のオルガン』予告編が公開！
戸田恵梨香と大原櫻子が主演を務める映画『あの日のオルガン』（2019年2月22日公開）の予告映像が公開された。映像では、太平洋戦争末期の日本を舞台に、戸田や大原らが演じる保母たちの奮闘する姿が切り取られている。
戸田と大原が初共演にしてダブル主演を務める同作は、太平洋戦争末期、日本で初めて保育園を疎開させることに挑んだ保母たちの実話を描く物語。親元から遠く離れた荒れ寺へ、53人の園児たちと“疎開保育園”での生活をスタートさせ、幾多の困難を乗り越え、託されたいのちを守りぬこうとするヒロインたちの奮闘が描き出されていく。
今回公開された予告映像では、しっかり者の楓（戸田）と天真爛漫な光枝（大原）の対照的な2人に加え、子どもたちの笑顔を守るために奮闘し、涙する保母たちの姿が映し出されていく。リーダーとしてたくましく振る舞う楓とお茶目な光枝、そして佐久間由衣ら保母を演じる若手女優たちの演技も見ることができる。
また、本作は文部科学省特別選定作品（一般劇映画・少年向き・青年向き・成人向き・家庭向き）にも決定。ほかのキャストとして、保母役の三浦透子、堀田真由、福地桃子、白石糸、奥村佳恵、そして林家正蔵、夏川結衣、田中直樹、橋爪功ら実力派俳優が脇を固めている。
メガホンを取ったのは平松恵美子。長年、山田洋次監督のもとで数多くの助監督を務め、共同脚本も手掛けてきた実力派だ。主題歌は、アニメーション映画『おおかみこどもの雨と雪』の主題歌でも注目を集めた、シンガーソングライターのアン・サリーによる「満月の夕（2018ver.）」に決定した。（編集部・大内啓輔）
あらすじ
東京も安全ではなくなっていた1944年。戸越保育所の主任保母・板倉楓は、園児たちを空襲から守るため、親元から遠く離れた疎開先を模索していた。別の保育所・愛育隣保館の主任保母の助けもあり、最初は子どもを手放すことに反発していた親たちも、なんとか子どもだけでも生きのびてほしいという一心で我が子を保母たちに託すことを決意。しかし、戸越保育所の所長がようやく見つけてきた先は古びた荒れ寺だった。幼い子どもたちとの生活は問題が山積み。それでも保母たちは、地元の世話役の協力をえて、子どもたちと向き合い、みっちゃん先生はオルガンを奏で、みんなを勇気づけていた。戦争が終わる日を夢見て……。そんな願いをよそに、1945年3月10日、米軍の爆撃機が東京を来襲。やがて、疎開先にも徐々に戦争の影が迫っていた。
