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前田敦子主演の日本ウズベキスタン合作映画、加瀬亮、染谷将太、柄本時生ら新キャスト発表

『旅のおわり世界のはじまり』ティザーポスター
『旅のおわり世界のはじまり』ティザーポスター - (C)2019「旅のおわり世界のはじまり」製作委員会/UZBEKKINO

 女優の前田敦子黒沢清監督と『Seventh Code セブンス・コード』『散歩する侵略者』に続いて3度目のタッグを組んだ日本ウズベキスタン合作映画『旅のおわり世界のはじまり』(2019年初夏公開)の特報が公開。加瀬亮染谷将太柄本時生、そしてウズベキスタンの国民的スター、アディズ・ラジャボフの出演が発表された。

【動画】前田敦子×黒沢清監督『旅のおわり世界のはじまり』特報

 黒沢監督のオリジナル脚本により、ウズベキスタンで1か月にわたって全編撮影された本作は、テレビ番組の撮影で、伝説の怪魚を探すためクルーとともにウズベキスタンを訪れたリポーターの葉子(前田)の成長を描くもの。公開された特報は、前田らが演じるクルーが風光明媚なウズベキスタンの地を駆け巡る姿を捉えた、躍動感あふれる映像。「約束が違うじゃないですか!」と疾走する葉子の必死な姿も見られる。

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 新キャストとして発表されたのは、カメラマン・岩尾役の加瀬亮、ディレクター・吉岡役の染谷将太、AD佐々木役の柄本時生。加瀬はドラマ「学校の怪談 物の怪(け)スペシャル」の「花子さん」、映画『アカルイミライ』『』、ドラマ「贖罪」などで、染谷は映画『リアル~完全なる首長竜の日~』、ドラマ「予兆 散歩する侵略者」などで黒沢監督と組んでおり、柄本は初参加。“ブス会”(池松壮亮、柄本時生、高畑充希、前田敦子)などで親交の深い、前田と柄本の再共演にも期待が高まる。

 なお、現地の通訳兼コーディネーター役として34歳のウズベキスタン人俳優アディズ・ラジャボフが参加。ウズベキスタンでは誰もが知る人気スターで、リスペクトする俳優としてトム・ハーディアンソニー・ホプキンスらを挙げている。

 前田は、異国の地で苦楽を共にした共演者との日々を以下のように振り返っている。「空港に着いた瞬間から、黒沢監督の演出がはじまっているんじゃないか? と4人で話していました。そのぐらい、まったく未知の国だったので、行動するときも一緒に固まって動いたり、オフの日もみんなでご飯に行ったり、いろんな場所へ行きました。(4人とも)生きてきた年数が少しずつ違いますが、みんなで“初めて”をたくさん経験できたので、絆になりました。わたしにとっては最高の環境でした」(編集部・石井百合子)

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新キャストのコメントは以下の通り。

加瀬亮:カメラマン・岩尾(いわお)役
言葉もわからない異国の地でたくさんのハプニングに見舞われました。そのたびに飄々と見えながらもどんな時もあきらめない監督や共演者たちに大きな刺激をもらいました。想像もしてなかった新鮮な脚本。共演者はクセ者揃い。しかもウズベキスタンロケ。面白くないはずがありません。再び黒沢組に参加できてとても嬉しかったです。

染谷将太:ディレクター・吉岡(よしおか)役
黒沢組にまた参加させて頂きニヤニヤが止まりませんでした。ウズベキスタンという国に飛び込みますと、自然と我々が異物になっておりました。文化の違う我々が異物となり、撮影隊という景色が異物となり、そんなマジックを黒沢監督に見せられているような感覚でした。素敵な世界を楽しみにしていてください。

柄本時生:AD・佐々木(ささき)役
以前から黒沢監督のファンだったので、黒沢組を体験できるのは本当に貴重で、まさに“映画”という感じの現場で夢のような時間を過ごさせてもらいました。日本の共演者の皆さんは、元々知り合いだったので、とても楽しくお仕事をさせて頂きました。ただ楽しいだけじゃなく、締まる時は締まる感じでした。

アディズ・ラジャボフ:現地コーディネーター・テムル役
映画撮影のプロセスはいつも魔法です。素晴らしい作品を作るために、たくさんの方が働くのです。今回、日本映画を代表する“映画に魅了された”方々と共に仕事をする機会は、私にとって“まさに魔法のような時間”で、とても豊かな経験となりました。

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