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ジュリア・ロバーツ主演の注目のテレビシリーズ、監督が語る

クリエイター兼監督のサム・エスメイル
クリエイター兼監督のサム・エスメイル

 Amazonが手掛けたジュリア・ロバーツ主演の話題のテレビシリーズ「ホームカミング(原題)/ Homecoming」について、クリエイター兼監督のサム・エスメイルが、10月29日(現地時間)、ニューヨークのThe Landmark 57で行われた特別試写後のQ&Aで語った。

【作品写真】最近はこんな母親のイメージも強かったジュリア……

 かつて秘密政府機関「ホームカミング」の社会福祉職員として、退役軍人たちのカウンセリングをしていた過去を持つも、現在は過去の職場での記憶が全くなく、実家に住みながら近所のダイナーでウエイトレスとして働くハイディ(ジュリア)。だが、米国土安全保障省の職員トーマス(シェー・ウィンガム)が、以前ハイディがカウンセリングをしていた退役軍人ウォルター(ステファン・ジェームズ)に関して調べ始めたことで、彼女の過去と闇に隠された陰謀が明らかになっていく。同名のポッドキャストを、テレビシリーズ「MR.ROBOT/ミスター・ロボット」のクリエイターであるエスメイル監督がシリーズ化した。

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 ポッドキャスト版「Homecoming」がもとになっている本作。そのきっかけは、エージェントから勧められたことだとエスメイル監督は明かす。「この番組に関して事前に批評も読んでいて、誰もがこの番組を褒めていたんだ。そこで、まずは一ファンとしてポッドキャストを一挙に全部聴いてみたんだ。そのときは、ポッドキャストという形態だから良い作品に思えたのかもと疑っていたのだけど、その後、妻と共に2度目を聴き、さらに3度目を聴いたときには、テレビシリーズを考え始めていたよ」と語り、ヒッチコックのスリラー映画や70年代のパラノイアを描いた映画をほうふつさせる新鮮さがあると感じたそうだ。

 そのポッドキャストとの相違点については、「設定に関しては似ているが、エピソードを追うごとにストーリー構成は徐々に異なっていくうえに、キャラクター構成もかなり違っているよ。個人的には、ポッドキャストとは違う新たな生き物を作るようなつもりで、今作を手掛けたんだ。そうすればテレビシリーズも、ポッドキャストも、視聴者は両方楽しめるからね」と異なる媒体の魅力を主張した。

 ジュリアのキャスティングについては、彼女がポッドキャスト版『Homecoming』のファンであることを知り、まずはSkypeで話し合いをすることになったという。「僕自身は彼女のファンで、事前に彼女と何を話すか準備していたが、最初の2分間の会話だけで、まるで彼女とは旧友のように話せたよ。僕らは結婚、家族の話、ボードゲームのファンであるという話を通して、徐々に(僕が抱いていた)彼女の神秘性が取り除かれていく感じがしたね。結局、45分くらいこの番組とは別の話をしていて、この番組の話をし始めたときは、お互いがすでにタッグを組む気持ちになっていたと思うよ」とエスメイル監督。ちなみにジュリアからは、今作はテレビだが、映画のように撮影してほしいという要求が出され、エスメイル監督が全話でメガホンを取ることになったそうだ。(取材・文・細木信宏/Nobuhiro Hosoki)

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