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AKIRA、観客400人の合唱指揮に「東京ドームより緊張」

完成披露で「この道」合唱を指揮したAKIRA
完成披露で「この道」合唱を指揮したAKIRA

 俳優の大森南朋EXILEAKIRAが11日、都内で行われた映画『この道』(2019年1月11日公開)の完成披露試写会に出席。2人は本作が初共演となったが、京都での撮影ではすぐに打ち解けたといい、AKIRAは「京都でカラオケに行ったんです。大森さんもバンドをやられているのでいろいろお話を聞かせてもらったりして。最後は2人で『この道』を熱唱でした」と振り返った。

【写真】AKIRA「この道」大合唱を指揮

 童謡の誕生から100年、稀代の天才詩人・北原白秋(大森)の波乱に満ちた半生と、秀才音楽家・山田耕筰(AKIRA)との友情を描く本作。壇上には共演者の貫地谷しほり松本若菜羽田美智子佐々部清監督も登壇した。

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大森南朋
破天荒な北原白秋を演じた大森南朋

 女性にだらしなく姦通罪で逮捕されるなどのスキャンダルもあった白秋を演じた大森は「教科書とかで見ていた偉人なので失礼のないよう演じないとって思っていたんですけど、台本を読んだらだいぶ失礼な内容で……。でも思い切って演じようって頑張りました」と当初の戸惑いを述懐。冬の京都の撮影は特に寒かったそうで、「夏設定の撮影を2月にやったんです。京都は寒いので、息が白くなってはいけないと氷を食べさせられて、大変でした」と苦笑い。AKIRAも同シーンを「出会いのシーンはゴジラばりに(白い息が)出ていましたよ」と極寒の状況下の苦労を明かす。

 日本初のオーケストラを作るなど西洋音楽の普及に貢献した耕筰を演じたAKIRAも「60代の耕筰さんを演じた時は頭を丸めて特殊メイクをしたんですけど、合唱部との撮影では僕と気付かれなくて……。どこのおじいちゃんが来たんだろうってみんなに思われていて……」とため息まじり。大森も同シーンを振り返り、「みんなはAKIRAが来るって聞いていたのにと頭の中が“?”に。でも、段々気付いてきて、ヤバいよヤバいよって」と現場の雰囲気を紹介。

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 この日は白秋と耕筰が作詩・作曲をした校歌を90年以上も歌い継いでいる宝仙学園高等学校女子部の合唱隊も登壇し、校歌を斉唱。その後、AKIRAが指揮をし、場内の観客約400人が「この道」を大合唱する演出も行われ、指揮を終えたAKIRAは「東京ドームより緊張しました。僕が指揮しているというよりみんながリードしてくれた」と感慨深げだった。(取材・文:名鹿祥史)

映画『この道』は2019年1月11日よりTOHOシネマズ日比谷ほか全国公開

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