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浅田美代子、樹木希林さんと来たかった 京都国際映画祭が開幕

レッドカーペットに登場した浅田美代子(左から2番目)と奥山和由監督
レッドカーペットに登場した浅田美代子(左から2番目)と奥山和由監督

 京都国際映画祭2018のオープニングセレモニーが11日、京都の西本願寺で行われ、名誉実行委員長の中島貞夫監督をはじめ、上映作品の関連ゲストらが登壇。華やかに映画祭の幕が開いた。

【フォトギャラリー】京都国際映画祭2018レッドカーペット

 セレモニー前のレッドカーペットには、ゲストたちが京都の舞妓にアテンドされながら登場するという京都映画祭らしい演出も。先月亡くなった樹木希林さんの遺作となった映画『エリカ38』のプロデューサーである奥山和由は、主演の浅田美代子と共に登場し「本来だったら、この映画祭で製作発表をする予定だったのですが、企画も出演もしてくださった樹木さんが亡くなり、とても残念です」とコメント。同作で樹木さんと親子役を務めた浅田は「病床で希林さんが、映画祭、一緒に行こうって言ってくれた時に涙が出ました。今、きっと希林さんは見てくれていると思います」と果たせなかった樹木さんとの約束に思いを馳せた。

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 西本願寺内の重要文化財「南能舞台」で行われたオープニングセレモニーでは、芸舞妓らが、手打ちによって第5回目の開催を祝福。20年ぶりの長編劇映画『多十郎殉愛記』がプレミア上映される中島監督は、毎年恒例となった撮影現場での掛け声「よーい、スタート!」という力強い声で、映画祭の開幕を宣言した。

 セレモニーには、映画祭実行委員長の中村伊知哉氏、アートプランナーのおかけんた氏、アンバサダーの女優・三田佳子らも出席。さらに、2015年9月に国連で採択された世界共通の目標「SDGs(エスディージーズ)」を笑いの力でわかりやすく伝えるイベントに挑む「SDGs花月」から西川きよし桂文枝すっちー、特別招待作品『曹操と楊修』の滕俊傑(トウ・シュンケツ)監督、『耳を腐らせるほどの愛』の石田明井上裕介村田秀亮らが顔をそろえる。『あいあい傘』でヒロインを務める倉科カナはサーモンピンクのロングドレス、『Beautiful Foods』でヒロインを務める元KARAのパク・ギュリもガーリーなドレス姿を披露し、開幕に華を添えていた。

 本映画祭はアートイベントにも力を入れており、よしもと祇園花月ほか京都全域で行われる。先の台風21号により観光業にも大きな打撃を受けた京都だが、日本映画発祥の地とされるこの地における映画祭が、映画の力、そして芸術の力で京都を盛り上げていくことだろう。(取材・文:森田真帆)

「京都国際映画祭2018」は10月11日~14日まで、よしもと祇園花月、T・ジョイ京都、TOHOシネマズ二条、イオンシネマ京都桂川、大江能楽堂ほかで開催

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