『パコと魔法の絵本』の天才子役アヤカ・ウィルソン、8年ぶり映画出演の喜びと重圧

8年ぶりの映画出演となったアヤカ・ウィルソン
8年ぶりの映画出演となったアヤカ・ウィルソン

 2008年の映画『パコと魔法の絵本』で第32回日本アカデミー賞新人俳優賞に輝き、“天才子役”と注目を浴びたアヤカ・ウィルソンが、9月14日公開の映画『響 -HIBIKI-』で8年ぶりにスクリーンに帰ってきた。すっかり大人の女性に成長したアヤカが、久々となった映画出演への思いを語った。

【写真】大きくなった!制服姿のアヤカ・ウィルソン

 15歳の天才小説家・響(平手友梨奈)を軸に、周囲の人々の心の葛藤を描く本作。「久々に映画に出られることがすごくうれしかったです」というアヤカが演じたのは、有名作家を父に持つ高校生・祖父江凛夏。自身も小説家を目指すが、文芸部の後輩である響の圧倒的な才能にコンプレックスを感じるという役どころだ。

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 柳本光晴の原作コミックを読んだアヤカは、この凛夏というキャラクターに強く惹かれ、撮影に臨んだという。「響ちゃんのような不思議な子と仲良くなりたいという気持ちや、元気でコミュニケーション能力が高いという点、親に認められたいという気持ちなど、凛夏と自分を照らし合わせると、似ている部分がいくつか垣間見えて。わたしだったら、凛夏を演じた時に中から出てくるものがありそうだなと思いました」

 劇中では、響という天才との出会いで自分自身と向き合うことになる凛夏の姿が描かれる。アヤカ自身は「天才子役」と呼ばれるほど早くから才能を開花させていた立場だが、今回は久々の映画出演。それだけに、相当な重圧があったことを告白する。

 「昔あったバックグラウンドに対するプレッシャーというのが、お父さんが有名な小説家という凛夏のプレッシャーや、ネームバリューに負けたくないという気持ちに近かったというのはありますね。この作品で久々に映画界に戻ってきて、『パコと魔法の絵本』のアヤカ・ウィルソンを知っている人はどう成長したかを見るので、それに応えなきゃいけない気持ちがありました」

 アヤカは本作の撮影である大きな財産を手に入れた。それは、凛夏の才能をいち早く認める編集者・花井ふみを演じた北川景子との出会いだ。実の姉のように北川を慕うアヤカは、最初に凛夏が登場するシーンの演技で壁にぶつかっていたところに、すでにクランクアップ済みの北川が現場に訪れたことをうれしそうに振り返る。

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 「北川さんが『今日は凛夏が大事な日だから様子を見に来た』って言ってくださったんです。ものすごくうれしくて、泣きそうになって。大丈夫だって言われたその一言で、不安とかが全部捨てられたっていうのかな。その後からものすごい勢いで凛夏にのめりこめた感覚で、本当に感謝しています。そういう面でもお姉さんみたいな存在です」

 「現場に入る前はすごい緊張で、おなかが痛くなるかなと思っていました」とお茶目に笑いつつ、撮影当初を振り返るアヤカ。「けれど、現場に入ったら楽しくて楽しくて。高校生の役に集中できていることもそうですし、現場でいろんなシーンを撮っていくことが楽しくて、それが一番印象的でしたね」と語る顔には、本作の撮影が充実した時間であったことを感じさせる、あの頃と変わらぬ愛らしい笑みが浮かんでいた。(編集部・吉田唯)

映画『響 -HIBIKI-』は9月14日公開

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