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木村佳乃主演で連城三紀彦「隠れ菊」を現代風リメイク 10月期スタート

ドロドロな愛憎劇に期待!
ドロドロな愛憎劇に期待! - (C)テレビ朝日

 女優の木村佳乃が、連城三紀彦の小説「隠れ菊」(集英社文庫刊)を現代版にリメイクする10月期テレビ朝日系ドラマ「あなたには渡さない」(毎週土曜・午後11時15分~)で主演を務めることが明らかになった。40代男女の愛憎を描く本作で、木村は突然現れた夫の愛人に離婚を迫られ、人生が一変するヒロインにふんする。共演に水野美紀田中哲司萩原聖人ら。

【写真】木村佳乃がプロレスラーの妻を演じる映画

 1996年に刊行された第9回柴田錬三郎賞受賞小説に基づく本作。2016年にはNHK・BSプレミアムで観月ありさ主演の連続ドラマが放送された。現代風にリメイクする本作では、主人公の通子(木村)、夫で料亭板長の旬平(萩原)、その愛人で酒造会社社長・多衣(水野)、通子の兄の友人で密かに彼女を思い続ける中堅建設会社社長・笠井芯太郎(田中)が絡み合うさまが描かれる。

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 2016年放送のドラマ「僕のヤバイ妻」(関西テレビ・フジテレビ)では夫に壮絶な復讐を図る妻を演じて話題を呼んだ木村が、本作で演じるのは結婚して20年になる夫と、2人の子供と平穏な暮らしを送ってきた専業主婦。しかし、6年にわたる夫の浮気を知った上に、夫の料亭が倒産寸前であることも発覚。愛人に婚姻届を6,000万円で買い取ってもらう形で費用を捻出し、自ら女将となって料亭を立て直す決意をするという役どころだ。

 劇中、妻、愛人としてバトルを繰り広げる木村と水野は初共演。木村は「『奪い愛、冬』に出られていた時は妊婦さんでいらっしゃったんですよね? ビックリしました。わたしも妊婦の時にドラマを経験したことはありますが、あんな体力は普通出ないですよ! そんな水野さんと今回バトルがたくさんあると伺ってドキドキしております…!」と期待を寄せている。水野は、2017年放送の「奪い愛、冬」では離れていく夫をつなぎとめようとする妻という逆の役回りを演じていた。

 40代男女の恋愛を描く物語の醍醐味を、木村は「若い方の恋愛ドラマももちろん大好きでわたしもよく見ますが、大人になると配偶者や子ども、仕事や介護など若い時とは違う悩みが出てきます。そんな中での恋愛は、より複雑になると思うんですよね。時には愛情が愛憎に変化することも……」とコメントしている。

 脚本は、ドラマ「星の金貨」「ピュア pure」「ストロベリーナイト」、映画『四月は君の嘘』などの龍居由佳里。演出をドラマ「結婚できない男」「ごめん、愛してる」などの植田尚、映画『古都』、ドラマ「おっさんずラブ」の Yuki Saito が務める。(編集部・石井百合子)

土曜ナイトドラマ「あなたには渡さない」は10月期、テレビ朝日系24局にて放送スタート(毎週土曜、午後11時15分~)

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