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『96時間』リーアム・ニーソン、白髪に!今度は大統領を葬る

第42回トロント国際映画祭

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白髪も似合うリーアム・ニーソン - 映画『マーク・フェルト - ザ・マン・フー・ブロート・ダウン・ザ・ホワイト・ハウス(原題)』
白髪も似合うリーアム・ニーソン - 映画『マーク・フェルト - ザ・マン・フー・ブロート・ダウン・ザ・ホワイト・ハウス(原題)』 - Courtesy of TIFF

 現地時間11日、第42回トロント国際映画祭で『96時間』シリーズで娘を誘拐した犯人たちを葬ってきたリーアム・ニーソンが“大統領を葬った”FBI副長官役を務めた映画『マーク・フェルト - ザ・マン・フー・ブロート・ダウン・ザ・ホワイト・ハウス(原題)/ Mark Felt - The Man Who Brought Down the White House』のワールドプレミアが行われ、リーアム、妻役のダイアン・レイン、脚本・監督のピーター・ランデズマン(『コンカッション』)らがQ&Aを行った。

【画像】普段のリーアム・ニーソン

 本作は、1972年、ワシントンD.C.の民主党本部で起きた盗聴侵入事件にニクソン大統領の再選委員会が絡んでいたことが発覚し、ニクソンが辞任することになったウォーターゲート事件を、当時のFBI副長官マーク・フェルトの視点から描いた歴史スリラー。ホワイトハウスから捜査をしないよう圧力をかけられたFBIだが、明らかにすべきだと信じたフェルトはワシントン・ポストのボブ・ウッドワード記者に情報源“ディープ・スロート”としてどんな情報を探すべきか示唆し、結果的にニクソン大統領を葬ることになった。

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 脚本・監督は調査報道の記者でもあるランデズマンで、2006年に企画をスタートさせたためフェルトが亡くなる前に話を聞いてもいる。その上で「1年半にわたって2人のリサーチャーと作業をした。僕のオフィスは『ビューティフル・マインド』みたいになったよ(笑)。全てのFBIの資料、インタビュー素材があり、部屋中に山高く積みあがっていたから」と徹底した調査を行ったと明かす。

 そしてフェルトの右腕だったエド・ミラー(演じたのはトニー・ゴールドウィン)から「ウォーターゲートはラブストーリー」だと言われ、「これはマーク・フェルトという男の話なんだ。夫で、FBIエージェントだった男の話」だと理解したという。リーアムも「とても複雑でいくつものバージョンがある」と語るウォーターゲート事件だが、マーク・フェルトという人物を通して事件を見れば脚本にまとめるのは本当に簡単だったといい、ランデズマンは「変な話だけど、リサーチには1年半もかかったが、アウトラインはたった2週間でできた。自分が語るべきストーリーをちゃんと覚えていれば、迷ってもすぐに進むべき道がわかるよ」と脚本執筆の極意にも触れていた。(編集部・市川遥)

第42回トロント国際映画祭は現地時間17日まで開催

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