バンダイナムコ、「アニメ海外配信撤退」報道を否定 GUNDAM.INFOは引き続き
23日、バンダイナムコホールディングスが一部で報じられた、アニメ海外配信からの撤退について否定した。
同社は同日公開した文書で、「本日の日本経済新聞にて、当社グループがアニメ海外配信から撤退するという記事が掲載されましたが、当社グループがアニメ海外配信から撤退するという事実はございません」と反論。また「当社グループでは、海外での事業拡大を積極的に推進しており、海外に向け日本のアニメ文化を発信していきたいという方向性に変更はありません」と今後も海外展開を前向きに行っていく意向であることを示した。
日本経済新聞は同日、バンダイナムコホールディングスの子会社「アニメコンソーシアムジャパン」が運営する、海外向けアニメ配信サイト「DAISUKI」とスマートフォン向けアプリのサービスを終了することを報じ、「バンダイナムコホールディングスは海外のアニメ配信事業から撤退する」と伝えていた。
これに対してバンダイナムコ側は、「子会社のアニメコンソーシアムジャパンで行っている配信事業は終了いたしますが、その他のグループ各社で行っている配信につきましては今後も継続・強化してまいります」と説明。加えて「なお、アニメコンソーシアムジャパンが行っている配信事業終了に伴う連結業績に与える影響は軽微です」と主張している。
バンダイナムコは「DAISUKI」のほかにも、グループ会社サンライズが運営する「ガンダム」シリーズの公式ポータルサイト「GUNDAM.INFO」（海外8言語に対応）で、海外向け映像配信事業も行っている。「GUNDAM.INFO」の映像は、「YouTube」のプラットフォームを活用し、設定された視聴可能なエリアで映像が観られるという仕様になっている。バンダイナムコ側に問い合わせたところ、「GUNDAM.INFO」で行っているアニメ海外配信の終了の予定はなく、引き続き行っていく予定とのこと。こちらの事業を踏まえてアニメ海外配信からの撤退はないことを明かした。（編集部・井本早紀）
