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エドガー・ライト監督、ドリームワークスアニメには「もう関わってない」

観たかったなあ - エドガー・ライト監督
観たかったなあ - エドガー・ライト監督

 来日したエドガー・ライト監督が取材に応じ、『ヒックとドラゴン』や『マダガスカル』シリーズなどのドリームワークス・アニメーションが手掛ける新作『シャドウズ(原題) / Shadows』(2019年全米公開予定)にはもう関わっていないと明かした。

エドガー・ライト監督の新作『ベイビー・ドライバー』予告編

 “影”を題材にしているということ以外は明らかになっていなかった『シャドウズ(原題)』。実現すれば、ライト監督にとって初の長編アニメーション監督作となるはずだった。

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 次作は『シャドウズ(原題)』なのかとの問いに、ライト監督は「いいや。もうそれは進行していないと思うよ。少なくとも僕は関わっていない。草稿をいくつか書いたけど、その頃からはドリームワークスの体制が変わったから、彼らは今は違ったアイデアを持って違うアプローチをしている」とコメント。「草稿を三つ書いて、それは本当に面白かったけど、僕が一緒に働いていた人はもういないから。だから違うと思う」と昨年8月、ドリームワークス・アニメーションがコムキャスト(傘下はNBCユニバーサルなど)に買収されたことで事情が変わってしまったようだ。

 残念がると「大丈夫だよ」とライト監督。友人であり、互いの作品にカメオ出演し合うことで知られるガース・ジェニングス監督が自身初のアニメーション映画『SING/シング』(『ミニオンズ』などのイルミネーション・エンターテインメント)で素晴らしい仕事をしていただけに、ライト監督のアニメーションを楽しみにしていたと食い下がると、「むしろガースがあの映画でやったのは、僕をアニメーションに対して慎重にさせたってこと」と大笑い。

 「『SING/シング』は本当に素晴らしい映画だけど、ガースから5年を奪った。ガースとはいい友達だから、アニメーションは莫大な時間がかかる、フルタイムの仕事だということをすごくよく思い知らされたよ! だから、それにちゃんと費やす5年という時間がないかぎり……まあ、いつかやるかもね」と続けていた。

 ライト監督の新作は、犯罪組織の“逃がし屋”として活躍する若き天才ドライバー(アンセル・エルゴート)の姿をロックミュージックの数々とシンクロさせて描いたカーチェイス映画『ベイビー・ドライバー』。8月19日より日本公開される。(編集部・市川遥)

エドガー・ライト最新作『ベイビー・ドライバー』予告編 » 動画の詳細
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