ウディ・アレン、人生は悲劇「何とか笑えるよう最善を尽くすだけ」

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人生というのは、ものすごくシリアスで、ものすごく悲しいもの - ウディ・アレン監督

 ウディ・アレン監督が、映画『カフェ・ソサエティ』(5月5日公開)や人生について語った。本作は観る者を1930年代・黄金期のハリウッドへと誘うゴージャスなロマンチックコメディー。「もっと刺激的で、胸のときめく人生を送りたい」という漠然とした願望を胸に、ニューヨークからハリウッドへと出てきた不器用な青年ボビー(ジェシー・アイゼンバーグ)が、二人のヴォニー(クリステン・スチュワート、ブレイク・ライヴリー)との出会いを通じて、人生に幻滅した大人の男性へと変わっていくさまをほろ苦くつづっている。

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 劇中ボビーが「人生はサディスティックなコメディーだ」と語るシーンがあるが、アレン監督は「人生はコメディーなんかじゃないよ。人生は悲劇だよ」とさらり。「つまり僕らは、それを何とか笑えるように最善を尽くしているということなんだ。なぜなら、それ以外の方法がないから。いつも落ち込んで、悲しんでばかりいたくはないから、いつだって明るい方を見ようと、笑いを見いだそうとする。だけど僕は、人生は笑えるものだとは思っていないんだ。人生というのは、ものすごくシリアスで、ものすごく悲しいものだと思っている」。

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 本作は人生における「選択」や「決断」についても描いており、「あの時ああしていたら……」と思ったことのある全ての人の胸を締め付ける。「人生を後悔したりするのは、意味がないと思う。誰でも後悔しがちだけどね。『こうしておけば良かった』『間違えた選択をしてしまった。そのせいで人生終わりだ』なんて思っていると、ある種マゾ的な喜びを得たりもするわけだし、自分の失敗にウソをついたり、自己憐憫できたりする」とアレン監督。「だから人というのは後悔したくなるものだけど、それは避けるにこしたことないんだ」という言葉は、心穏やかに生きるためのアドバイスといえそうだ。

 長年にわたって年1本のハイペースで映画を手掛けてきたアレン監督は、スランプに陥ったことなど一度もないという。「僕は作家として生まれているし、面白いし、それが“僕”なんだ。だから、ある時そのスイッチが切れたり入ったりする、というものではないんだよね。物語はいつだって生まれてくるし、思いつくし、それを書くまでだ。ジョークだっていつも思いつくしね。それは“僕がそういう人間だから”なんだよ」。81歳になっても衰え知らずのその手腕は、本作でも遺憾なく発揮されている。(編集部・市川遥)

映画『カフェ・ソサエティ』は5月5日よりTOHOシネマズみゆき座ほか全国公開

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