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作曲生活64年・船村徹さん死去 84歳 「王将」「矢切の渡し」など

船村徹さんご冥福をお祈りいたします ※日本コロムビア提供
船村徹さんご冥福をお祈りいたします ※日本コロムビア提供

 「王将」「矢切の渡し」などのヒット曲を生んだ戦後の歌謡界を代表する作曲家・船村徹(本名・福田博郎)さんが16日、心不全のため亡くなったと音楽事務所の喜怒哀楽社が発表した。84歳だった。

 16日の午後0時35分、神奈川県の藤沢市民病院で死去。通夜は22日の午後6時、葬儀は23日の午前11時から、いずれも東京都文京区の護国寺で執り行われる。喪主は長男の蔦将包(つた まさかね)氏。

 1932年6月12日生まれで栃木県出身。1953年に作曲家としてデビューし、コロムビアレコードの専属となってからの1961年には、村田英雄の「王将」が戦後初のミリオンセラーとなった。コロムビアを退社後はフリーの作曲家として活動。作曲生活は実に64年に及んだ。

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 「別れの一本杉」「男の友情」「なみだ船」「風雪ながれ旅」「兄弟船」「みだれ髪」など数々の名曲を生み出し、北島三郎鳥羽一郎など数多くの弟子を育てる。横綱審議委員会委員、全国警察官友の会常任理事、海上保安友の会理事、一般財団法人全国山の日協議会顧問など文化人としても幅広く活動し、山の日制定の発案者でもあった。

 1995年に紫綬褒章、2003年に旭日中綬章、2008年に文化功労者。昨年には文化勲章を受章し、今年1月18日に祝賀会が開かれたばかりだった。(編集部・入倉功一)

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