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『ゴーン・ガール』女優が語る、ボツワナ王子との禁断のラブストーリーとは

ロザムンド・パイク
ロザムンド・パイク

 映画『アウトロー』『ゴーン・ガール』などの女優ロザムンド・パイクが、新作『ア・ユナイテッド・キングダム(原題) / A United Kingdom』について、2月5日(現地時間)にペニンシュラ・ニューヨークで語った。

【写真】『ゴーン・ガール』では超絶怖い妻役!ロザムンド・パイク

 幼くして父親を亡くし、叔父のもと英才教育を受けた英国領ベチュアナランド(のちのボツワナ共和国)のングワト族の王子セレツェ・カーマ(デヴィッド・オイェロウォ)は、1940年代後半に英国留学中に出会ったイギリス人女性ルース・ウィリアムズ(ロザムンド)と恋に落ちる。だが当時は、異人種間の恋愛はタブーであり、二人は、アパルトヘイト政策を掲げる南アフリカ共和国と、南アフリカの資源を求めるイギリスとの板挟みになってしまう。セレツェ・カーマは1966年にベチュアナランドがボツワナ共和国として独立後に、初代大統領になった人物。映画『ベル ~ある伯爵令嬢の恋~』のアマ・アサンテがメガホンを取った。

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 出演経緯についてロザムンドは「(セレツェを演じた)デヴィッドから、ある日『間違いなく素晴らしいラブストーリーになるから脚本を送るよ』というEメールが届いたの。わたしが興味を示すと、彼はセレツェとルースの写真を送ってくれた。その時は、二人について全く知らなかったけれど、写真を見て、なぜかわたしは(彼らの葛藤を理解したように)涙を流していた。本能的にその写真から何かを感じたわ」と答えた。

 人種差別が色濃い時代、さまざまな試練が二人を待ち受けるが、ルースは、セレツェと共にベチュアナランドに住むことを決意する。「一般的に人々は、ひとめぼれをあざ笑う傾向がある。でもルースは、イエスと答える準備ができていたと思うの。彼女は第2次世界大戦を生き延び、死を目の前で見てきた。そんな経験の後は、人は何かを決断する準備は常にできているものなの」とルースの覚悟に感銘を受けたようだ。

 最後に撮影について「彼らが初めて共に住んだ家は、もう廃虚になっていてホームレスが住んでいたわ。でも、その家を今作のために立て直して、今ではその家は彼らの遺産として残されているの」と裏側を明かした。(取材・文:細木信宏/Nobuhiro Hosoki)

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