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上野樹里、結婚後初の主演映画が10月公開

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恋人と父親と同居するとしたら…?リアルに一波乱ありそうです
恋人と父親と同居するとしたら…?リアルに一波乱ありそうです - (C)中澤日菜子・講談社/2016映画「お父さんと伊藤さん」製作委員会

 先ごろ30歳の誕生日の翌日(5月26日)にTRICERATOPS和田唱との結婚が報じられた、上野樹里の主演映画『お父さんと伊藤さん』が10月8日より公開される。上野は同作で20歳年上の男性(リリー・フランキー)と、父親(藤竜也)との微妙な共同生活を始めるヒロインを演じる。

 本作は、中澤日菜子の同名小説をもとに、20歳年上の恋人が暮らすヒロイン・彩(上野)のアパートに父親が転がり込んできたことから始まる怒濤の共同生活を描いた物語。蒼井優主演『百万円と苦虫女』(2007)や大島優子主演の『ロマンス』(2015)など、イタいヒロインを描いてきたタナダユキ監督がメガホンを取る。夕食時にはとんかつにかけるソースの味を巡って激論を交わし、深夜には薄い壁一枚で仕切られた隣の部屋の父親の存在にあたふた。ささやかな日々のハプニングを経て、恋人と父親の間に不思議と友情が芽生えていくが、そんなある日「しばらくでかける」の置き手紙を残し、父親が姿を消してしまう……。

 「結婚はせずに、年上の男性と心地よい距離を保ちながら付き合っている人が年々増えてきていたり、30代半ばで老いた父親の将来を意識する年齢に差し掛かってきている人も多い世の中で共感できる作品」(上野)、「上野さん演じる彩という女性は決して立派な人間ではありません。親との関係も良好だったわけではない。けれど、居場所を無くし老いていく父に対して、空回りながらも彼女なりに生真面目に向き合おうとする、そんな彩という人物を私は尊敬しています」(タナダ)という本作。

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 SMAP香取慎吾と共演したテレビドラマ「家族ノカタチ」(2016・TBS系)で結婚に希望を見いだせないバツイチのヒロインを好演し、8月には人気漫画を実写映画化した『青空エール』の公開を控える上野。ノリにノった彼女が演じる等身大の“迷える”ヒロイン像が、多くの女性たちの共感を呼びそうだ。(編集部・石井百合子)

映画『お父さんと伊藤さん』は10月8日より新宿バルト9ほか全国公開

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