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水谷豊、映画監督デビュー!構想40年の物語を映画化

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監督の顔をのぞかせる水谷豊
監督の顔をのぞかせる水谷豊 - (C) 2017 TAP Film Partners

 俳優の水谷豊が映画作品で監督に初挑戦したことが明らかになった。構想40年、水谷自身の発想が脚本となり、63歳にして新たな領域に挑む。水谷はこの決心に2週間ほど要したというが、「人生何が起こるかわかりませんね」と笑いながら、「60歳を超えて新しい何かに挑戦できるということ、それも監督という大役に挑戦できるのはとても幸せなこと」と喜びを語っている。

 企画の大本となったのは、水谷が23歳のときに思い描いたストーリー。コミュニケーションは苦手だが、天才的なタップダンスの才能を持つ若者の話にいつか挑戦したいと思っていたという。40年間温めたこの物語をプロデューサーの遠藤英明に打ち明けたことから、2015年にプロジェクトが動き出した。水谷のアイディアをもとに脚本が作られていき、水谷がすでに63歳であることから、ケガが原因で一線を退いた元・天才タップダンサーと未来ある若手ダンサーたちの師弟の物語に仕上がった。

 タイトルは、『TAP THE LAST SHOW』。水谷は主演を務める上に、本作で監督として初めてメガホンを取ることに。「過去、工藤栄一監督から『豊は監督をやった方がいい』と薦められたことがありましたけど、まさか自分が監督をやるなんて思っていませんでした」と水谷は振り返る。本作で目指すのは本物のショービジネス。ダンスを魅せることにこだわり、水谷自ら選考に加わったオーディションで、約300人の中から5人の若手メインキャストが選ばれた。さらに、日本のタップダンス界をけん引するHIDEBOHがダンス監修として参加し、本格的なダンスの世界を映し出す。

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 監督と主演を兼ねたことで、多くの時間作品と向き合った水谷。「俳優と監督は、いわゆる“角度”が違うので、2つを同時に進めても大変だとは感じないのです」と打ち明ける。「ただ、周囲からは顔つきというか、何かが違うとは言われていますね。なんというか、面構えのようなものが違うと」と変化もあった。「監督」と呼ばれることについては、「思ったより違和感はないですね。俳優は常に役名で呼ばれることに慣れていますから。役名で呼ばれている感覚と似ているんです」と明かした。

 水谷のほか、北乃きい清水夏生六平直政前田美波里岸部一徳の出演が決定している。自身の役どころについて水谷は、「自分の役に(=主役)関して考える時間がないんです(笑)人の役柄についてはしっかり答えられるのですけど……自分の役だけはまだノープランです(笑)これは初めての経験ですね。多分、撮影当日までには役のイメージが降ってくると思います(笑)」と意外な初体験も打ち明けた。撮影は今月5日にクランクインを迎え、30日にはクランクアップする見込み。公開は2017年を予定している。(編集部・小山美咲)

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