“史上最高齢のホームズ”をイアン・マッケラン自ら語る『Mr.ホームズ』インタビュー映像

　93歳のシャーロック・ホームズが主人公の映画『Mr.ホームズ　名探偵最後の事件』より、映画『X-MEN』や『ホビット』シリーズなどの名優イアン・マッケランが、自らが演じた“史上最高齢のホームズ”という本作のホームズ像や物語を紹介するインタビュー映像が公開された。

　イアンによれば、「ミステリーでありスリラーであり、ある意味でホームズ作品のパロディーでもある」という本作。主人公は、かつての失態で引退を余儀なくされ、現在は海辺の家で静かに余生を送る93歳のホームズだ。助手のワトスンとも別れた彼が、家政婦マンロー夫人の10歳になる息子ロジャー（マイロ・パーカー）を新たなパートナーとして、自身を引退に追いやった30年前の未解決事件を再捜査していくさまが描かれる。

　イアンは、本作のホームズの人物像を「かなりひねくれている」と表現する。マンロー夫人やロジャーを必要な時だけ利用し、彼らを「友人どころか対等な相手とさえ思っていない」のだとか。ただそれが“ある日”を境に変わっていくとイアンは物語の展開を説明。そして、肝心の30年前の事件について語りだすかと思いきや、「これ以上はネタバレだ」とはぐらかされてしまう。

　探偵ホームズを題材とした映像作品はこれまでに数多く製作されており、近年ではベネディクト・カンバーバッチ出演のテレビドラマ「SHERLOCK（シャーロック）」シリーズや、ロバート・ダウニー・Jrとジュード・ロウが活躍する映画『シャーロック・ホームズ』シリーズなどが支持を得ている。イアンは、「“ホームズはもうたくさんだ”と言う人は魅力を十分に理解できていないだけだ」とその奥深さをアピール。本作については「史上最高齢のホームズが見られる」と茶目っ気たっぷりに見どころを語った。

　本作は、ミッチ・カリンの小説「ミスター・ホームズ　名探偵最後の事件」の実写化。『トワイライト・サーガ』シリーズなどのビル・コンドン監督がメガホンを取った。（編集部・小山美咲）

映画『Mr.ホームズ　名探偵最後の事件』は3月18日公開