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『ヤングガン』にショーン・ペンが出演する予定だった?『ラ★バンバ』『ヤングガン』のルー・ダイアモンド・フィリップスが過去を振り返る!

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ルー・ダイアモンド・フィリップス
ルー・ダイアモンド・フィリップス

 映画『ラ★バンバ』や『ヤングガン』シリーズ、近年では『チリ33人 希望の軌跡』などに出演してきたルー・ダイアモンド・フィリップスが、2月29日(現地時間)、ニューヨークのコアクラブで行われたハドソン・ユニオン・ソサイエティ主催のイベントで、自身のキャリアを振り返った。

【写真】ルー・ダイアモンド・フィリップス出演『チェ 39歳 別れの手紙』

 テキサス大学アーリントン校(UTA)で演劇を学んでいた頃について「大学2年の時に『ドラキュラ』や『八月十五夜の茶屋』の舞台で主演し、それを見ていたUTAの卒業生がコメディーグループに参加しないかと僕に言ってきたんだ。そのグループは、多少下品なスケッチコメディーやサタデー・ナイト・ライブのようなことをしていた。そのグループに居る間も、舞台や映画やテレビなどの小さな役では出演していた。その当時は、テキサスのダラスに僕のような顔の男はそんなに居なかったから仕事はあったんだ。もっとも、チンピラのような役ばかりだったけれどね(笑)」と語った。

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 『ラ★バンバ』の出演経緯は「エージェントからフランキー・ヴァリを描いたミュージカルのオーディションに参加するよう言われ、現場に行ってみたらフランキー・ヴァリではなく、リッチー・ヴァレンスを描いた映画だった(笑)。なぜ、リッチーの伝記映画のオーディションをダラスでしていたかと言うと、キャスティング・ディレクターとプロデューサーが、それまでシカゴ、マイアミ、ニューヨークなどで主役が決められなかったんだ。それでテキサスのダラスとサンアントニオでも行った。その瞬間、(こんな機会が訪れたことに)僕は雷に打たれた気がした。顔があまりリッチーに似ていなかった僕は、オーディション用のテープを撮ってもらい、プロデューサーに送ってもらったことが、主役を演じるきっかけになった」と明かした。

 『ヤングガン』シリーズの成功について「その当時も、西部劇は終わったと言われていた。特に70~80年代はそう言われていた。おそらく50~60年代は、西部劇を作れば作品の良し悪しにかかわらず、観客の誰もが鑑賞していたと思う。『ヤングガン』の後に、『許されざる者』などが成功したが、『ヤングガン』で西部劇でも興行を稼げることを示せたことが良かった。実は、この映画のビリー・ザ・キッドはショーン・ペンが演じる予定だったが、暴行事件で刑務所に入っていて、出演できなかったんだ」と明かした。(取材・文・細木信宏/Nobuhiro Hosoki)

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