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『思い出のマーニー』米林監督、オスカーノミネートに手応え!次回作は子供たちのための映画

第88回アカデミー賞

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アカデミー賞関連イベントに出席した米林宏昌監督
アカデミー賞関連イベントに出席した米林宏昌監督 - Faraone / FilmMagic / Getty Images

 現地時間25日、映画『思い出のマーニー』で第88回アカデミー賞長編アニメ映画賞にノミネートされている米林宏昌監督が、米ロサンゼルスで行われた同部門の候補者が集まるQ&Aイベントに出席し、ノミネートの喜びと次回作について語った。

映画『思い出のマーニー』場面写真

 スタジオジブリ作品としては、宮崎駿監督(『風立ちぬ』)、高畑勲監督(『かぐや姫の物語』)に続く、3年連続の候補入り。西村義明プロデューサーと共に会場を訪れた米林監督は、この栄誉について、「光栄なことです」と感慨深げに語る。

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 同作は、イギリスの作家ジョーン・G・ロビンソンの児童文学が原作のファンタジー。舞台を北海道に置き換え、思春期特有の苦悩を抱える12歳の少女・杏奈と、ミステリアスな少女マーニーの出会いと交流を描く。

 「思春期のころの、居場所がなくて迷っている自分を今も持っている人って結構いるのではないか。そんな大人と子供の狭間みたいな気持ちをアニメーションで描けたらいいなと思った」という米林監督は、今回のノミネーションに、「アメリカの方であっても、思春期の心の揺れや中身っていうものは、日本と同じものなんだなと。特に『マーニー』は命のつながりの物語。日本の方であろうとも外国の方であろうとも、それは同じように心に響くんじゃないかと、今回確認できました」と手応えを語った。

 現在はジブリを離れ、西村プロデューサーと共に次回作を企画しており、「小さい男の子や女の子のための作品。僕の息子が今8歳で、公開するときにちょうど9歳か10歳になっているので、彼らに喜んでもらえるものを作りたい」と笑顔。「心の中を描きつつも、アクションのあるファンタジー」になるといい、西村プロデューサーとのアカデミー賞再訪について、「今作っている作品で来たいと思っています」と意欲を見せた。授賞式は日本時間2月29日にロサンゼルスで行われる。(編集部・入倉功一)

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