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柴田恭兵「あぶ刑事」最後の舞台あいさつに涙!「タカとユージは永久に不滅です」

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万感の思いを語った、舘ひろしと柴田恭兵
万感の思いを語った、舘ひろしと柴田恭兵

 俳優の舘ひろし柴田恭兵が10日、都内で行われた映画『さらば あぶない刑事』の大ヒット御礼舞台あいさつに登壇し、舘が「みなさんのおかけで、大ヒットになりました。ありがとうございます」と観客に呼びかけると、柴田も目に涙を浮かべながら「改めて『あぶ刑事』ファンの底力とパワーを感じています。みなさんがタカとユージを語り継いでいただけたら、タカとユージは永久に不滅です」と万感の思いで大歓声に応えた。

【写真】涙をこらえるかのような表情の柴田…舞台あいさつギャラリー

 本作は、1986年のテレビドラマ初放送から約30年間テレビと映画双方で人気を博してきた刑事アクション『あぶない刑事』シリーズの完結作。定年を5日後に控えた横浜港警察署の刑事コンビ・タカ(舘)とユージ(柴田)が日本進出をもくろむ中南米マフィアに狙われた横浜を守るため、刑事人生最後の死闘に挑んでいく。ニュージーランドのオークランドで海外ロケも敢行された。

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 シリーズ完結作が公開された現在の心境を聞かれ、柴田が「大下勇次をもう演じられないのはさびしいけれど、タカにもう会えないと思うともっとさびしい。舘さんにはこれからも会えるけど、無茶なアドリブを受けてくれる人(タカ)はいなくなるから」といたずらっぽく笑うと、舘も「アドリブでこうやろうって二人で話して演じていると、さらにそこを変えたアドリブが飛んで来るんです。で、固まっちゃう」と笑い、息の合ったやり取りは本作の一場面を観ているかのよう。タカからユージへ、ユージからタカへ、それぞれ贈る言葉を聞かれると、柴田は「『タカ、女には気をつけろ』ですね」、舘は「『ずっと走り続けてほしい』そう思います」と答え、会場を盛り上げた。

 熱烈な「あぶ刑事」ファンの支持もあり、本作は初日2日間で観客動員21万人を突破。『あぶない刑事』の最後の舞台あいさつとなったこのイベントの終盤には、舘と柴田はかけていたサングラスを外し、ファンに感謝の気持ちを伝えた。「30年間、タカとユージを応援してくれてありがとう。男性の方は、いつかおじいちゃんになったら、お孫さんに『おじいちゃんのライバルはタカとユージだったんだぜ』と、女性の方はお孫さんに『私の初恋はタカとユージだったんだよ』と語り継いでもらえたら」と柴田。舘は「この作品に出会い、柴田恭兵という俳優さんに出会えて、すごく刺激を受けて幸せでした。そして作品を通じてみなさんに出会うことができて、本当に幸せでした」と語りかけ、場内は「ありがとう」の声とともに大きな拍手がわき起こった。(取材/岸田智)

映画『さらば あぶない刑事』は全国公開中

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