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松田龍平が“おじさん”!? 撮影現場にて“甥っ子”が証言

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とっても仲よしだった二人!
とっても仲よしだった二人! - (C) 1972 北杜夫/新潮社

 松田龍平がインテリな変わり者のおじさんを演じる来秋公開の映画『ぼくのおじさん』の撮影現場にて、主演の松田としっかり者の甥っ子・雪男役の大西利空(9)が取材に応じ、劇中通りの息ぴったりのコンビネーションを見せた。

 原作となったのは北杜夫の児童文学「ぼくのおじさん」。兄夫婦の家に居候し、大学で臨時教師として哲学を教えているおじさん。お金もないし、スポーツもできない。万年床に寝転がってマンガばかり読んでいるのだが、ひとたびやる気になるととことん熱中する。そんな個性的なおじさんを小学4年生の雪男の目線を通して描く。

 子役と多く接する撮影現場は新鮮だという松田だが、大西と手をつないだり、壁にかかった写真を指してひそひそ話をしたり、ムーンウォークをして見せたり、親しげな様子だった。おじさんという難しい役どころについては、メガホンを取った山下敦弘監督と相談しながら、いかにおもしろい表現ができるか模索したという。作品の細部までこだわり抜く山下監督には全幅の信頼を置いていると話し、たばこを吸うシーンを自然にやると、「かっこよすぎる」とダメ出しをくらってしまったエピソードを明かした。

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全体
撮影現場の松田と山下監督 - (C) 1972 北杜夫/新潮社

 劇中ではしっかり者を演じる大西も、取材中は9才のやんちゃな素顔をのぞかせた。「松田さんはおじさんのまんま。いつもおじさんみたいな感じ!」といい、松田とは役柄同様の雰囲気で接しているよう。さらに撮影中、カメラに映らないところで松田が自分に向けて変顔をしてくるというこぼれ話も飛び出した。これには松田も「それはリラックスさせようとして。ふざけてるわけじゃないから(笑)」と返し、劇中さながらの掛け合いを見せた。

 芝居のことから共に得意だというゲームのことまで色々な話をしたという二人だが、大西は演技に関して松田から「新人賞を取って欲しい」と助言も受けたという。そのためにはどうすればいいのか、アドバイスを求めれば、「『微妙な演技をするな』と言われ……」と話す大西に、松田が「言ってない!(笑)」と反論するも、すかさず「言ったじゃん!」と突っ込み返される一幕もあった。(編集部・小山美咲)

映画『ぼくのおじさん』は2016年秋公開

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