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『スヌーピー』初の3D/CG化で監督が抱いた重圧とワクワク

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スティーヴ・マーティノ監督
スティーヴ・マーティノ監督 - Photos by Mayumi Nashida

 世界中で人気のキャラクター、スヌーピーを初めて3D/CG化した映画『I LOVE スヌーピー THE PEANUTS MOVIE』。監督を務めたスティーヴ・マーティノは、スヌーピーを映画化することは「大きな責任」だったと振り返りつつも、「諦めるな! 最高のものを作ろう!」という精神が製作スタジオにあふれていたと語る。

【映像】絢香の日本版エンディング曲付『I LOVE スヌーピー THE PEANUTS MOVIE』テレビスポット映像

 自身も原作コミック「ピーナッツ」が大好きでコミックやテレビアニメを見て育ったと明かすマーティノ監督。同作の製作が決定した際には、両親を含む周りの人から「絶対にヘマするなよ」と声を掛けられ、いかに世界中の人に影響を与えていた作品だったかを感じたという。「すでに多くの人の心に刻まれている作品を基にした映画を作る責任を負うことには、戸惑いもありましたが魅力的な挑戦にも感じていました」。

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 挑戦する上で彼が課題としたのは、「世界一魅力的な『ピーナッツ』のキャラクターをどのようにアニメーションで再現するか」ということ。原作者のチャールズ・M・シュルツさんが生み出した一見シンプルな「ピーナッツ」のキャラクターたちは、実際に描いてみると非常に難しかったという。「ある週末、僕はずっと(スヌーピーの飼い主の)チャーリー・ブラウンを描いていたのですが、いくら描いてもチャーリー・ブラウンにはならなかったのです」。

 監督を含めスタッフたちは、1万8,000種類にも及ぶ全てのコミックを読み、シュルツさんの記録が多く残されているチャールズ・M・シュルツ・ミュージアムに何度も通い、「ピーナッツ」について研究した。その結果、インクの滴のようなシンプルな目にも秘密があったことに気付いたのだとか。「滴の上の方を微妙に変えるだけで悲しみを表現することができて、楕円に伸ばすと驚きやうれしさを表現できます。そうやって彼はシンプルな変化で巧みに感情を表現していたんです」。この発見により、2つの点のような目と眉だけでキャラクターの感情を表現しなくてはいけないという制限も加わったそうだが、「われわれはその制限を受け入れたおかげで、感情表現には数え切れないほどのやり方があることを知りました」という。

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 また映画で見られる、手描きのような温かみのある線もスタッフの努力の証。3Dで2Dの表現を再現できるよう、雨の表現一つにしてもコミック版をスキャンしたような動きにしたため、「技術面の担当者には非常に困難な企画」だったという。スタッフの力を総結集して作られた本作には、マーティノ監督を含めスタッフの多大なる原作愛が込められている。(編集部・井本早紀)

映画『I LOVE スヌーピー THE PEANUTS MOVIE』は公開中

絢香が日本版エンディング曲を担当!映画『I LOVE スヌーピー THE PEANUTS MOVIE』テレビスポット映像 » 動画の詳細
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