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日本最年少監督が「基地問題」を描く最新作が2月に公開!Coccoら沖縄出身者の思い…<Coccoコメント全文>

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戦後70年を迎える沖縄の若者たちが見る「今」とは
戦後70年を迎える沖縄の若者たちが見る「今」とは - (c) 映画『人魚に会える日。』

 13歳の時に日本最年少監督として長編デビューを果たした仲村颯悟監督が、若者の視点から「基地問題」を描く最新作『人魚に会える日。』が2016年2月21日に公開されることが明らかになった。クラウドファンディングによる支援を得て制作された本作には、歌手のCoccoら沖縄で活躍するタレント、アーティストも集結する。

 慶應義塾大学在学中の仲村監督は、1996年に沖縄県に生まれた。小学生の頃にはすでに映像制作を行っていたといい、長編デビュー作『やぎの冒険』(2010)がビートたけし塚本晋也監督に絶賛されたことが話題になった。5年ぶりの長編となる本作では、人魚伝説のモデルとなった生き物・ジュゴンをテーマに、沖縄の「今」を若者視点で描く。

 アメリカ軍の普天間基地移設に伴う辺野古沖埋め立て問題に揺れる沖縄県民の思いを感じながら、仲村監督が「今だからこそ、伝えなければならない」という決意を胸に、それに賛同した沖縄出身の大学生たちと共に昨年の夏に撮影を開始した本作。しかし、「基地問題」に触れていることでスポンサー集めに苦戦。そこで、クラウドファンディングで出資を募ったところ、開始2日で80万円を超える支援を獲得し、支援の輪は今もなお全国に広がり続けている。

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 Coccoを始めとする沖縄で活躍するタレントやアーティストたちも本作への出演を快諾し、「大人がつくる基地問題」に揺れ動く若者たちの心の葛藤を沖縄から全国に、そして世界に広げることを目標に海外映画祭への出品も予定している。(編集部・小山美咲)

<Coccoコメント全文>
身に覚えのある戦いだと、
そう想った。
沖縄に生まれた者として
沖縄に恋し焦がれ
そして憎んで、それでも
ありったけの声を上げていた頃。
あれからもう20年が経つというのに
私はその戦いを終らせることができず、
挙げ句、あの頃生まれた子供たちが
まだ同じ問題と戦っているのを
こうして目撃している有様だ。
「これから生まれくる子供たちが
また同じ戦いの目撃者に
なってしまわないように」
懐かしい涙の味にも似た若い力で
一生懸命に制作された
このファンタジー映画を観ながら
そう願わずには いられなかった。

映画『人魚に会える日。』は2016年2月21日より沖縄県・桜坂劇場ほか、全国順次公開

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