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園子温監督の自主映画『ひそひそ星』、日本初上映が決定!

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園子温監督が20代の頃に書きためた物語から生まれた本作
園子温監督が20代の頃に書きためた物語から生まれた本作 - (C)SION PRODUCTION

 9月に第40回トロント国際映画祭で高く評価され、NETPAC賞(最優秀アジア映画賞)を受賞した園子温監督の自主映画『ひそひそ星』が2016年の日本公開に先駆けて、11月21日に第16回東京フィルメックスのオープニング作品として日本で初上映されることが決定した。

 2014年に園監督が自ら設立したシオンプロダクションでの第1作となる本作は、構想25年を経て結実したモノクロのSF作品。主人公のアンドロイド・鈴木洋子は、宇宙船に乗り静寂に包まれ広大な宇宙空間で果てしない旅を続けている。彼女はいくつもの寂しい星に降り立っては、滅びゆく絶滅種と認定されている人類の一人一人に贈り物を届けてゆく。

 震災の影響が残る福島県の富岡町・南相馬市・浪江町で撮影された本作は、製作と脚本を園監督自身が務め、監督の妻で女優の神楽坂恵が主人公・鈴木洋子を、映画『中学生円山』にも出演したミュージシャン・遠藤賢司、ベテラン女優の森康子が絶滅寸前の人類を演じる。トロント国際映画祭で園監督が賞を獲得したのは、第37回の『希望の国』、第38回の『地獄でなぜ悪い』に続き、本作で3度目となる。(編集部・那須本康)

映画『ひそひそ星』は2016年に日本公開予定

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