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尾上松也、バットマン愛を語り尽くすもヒーローの素質はゼロ

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バットマンの大ファンを公言する尾上松也
バットマンの大ファンを公言する尾上松也

 歌舞伎役者の尾上松也が10日、都内で行われた海外ドラマ「GOTHAM/ゴッサム<ファースト・シーズン>」リリース記念特別イベントに出席。バットマン愛を語り尽くす尾上だが、自身にはヒーローの素質がないことを明言した。

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 本作は、映画『ダークナイト』シリーズの舞台にもなったゴッサム・シティで繰り広げられる本格クライムサスペンス。若き日のジェームズ・ゴードン刑事を主人公に、バットマン誕生の前日譚(たん)を大胆な解釈で描く。

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 1989年公開の映画『バットマン』からバットマンの大ファンになったという尾上は、「マイケル・キートン演じるバットマンがカッコよかったし、ジョーカーを演じたのがジャック・ニコルソンで、(二人の)バランスが非常に面白くて一気にファンになっちゃいました」と述懐。「この時期はスーパーマンとかもありましたけど、こういったヒーローが実写になって大々的に公開されたのは、僕の記憶では初めてだったと思うので余計に惹(ひ)かれました」とファンになった経緯を説明した。

 本ドラマについては、「ゴッサムを大々的にタイトルロールとして出してきたのは興味深い」と思ったそうで、「ゴッサムの街はそれぞれの作品で空気感が違いますが、このドラマはより現実世界に近いけれど独特の雰囲気が伝わってきて、世界観の作り方がすごい」と絶賛。さらに、「バットマンの活躍以外に着目したところにも惹かれる」とも。「ファンとしては、ヴィラン(悪役)やバットマンを支える人たちが映画に至るまで、どんな軌跡をたどったのかは興味深いので、そこを描いているところが何よりもツボ」と喜んだ。

 中でも「あえてゴードンさんが主役のところが憎い」と称賛する尾上だが、MCから「自分ならゴードン刑事のように腐敗しきった街で、正義を貫くことができるか」と質問されると、「う~ん、難しいでしょうね~」と渋い顔。「会社でちょっと嫌な上司に立ち向かうという問題じゃないですからね。街全体が真っ黒の中、一人で立ち向かうのは相当な勇気がいる。おそらく僕は(悪に)巻かれると思います」と自虐コメントで笑いを誘った。(取材・文:鶴見菜美子)

「GOTHAM/ゴッサム<ファースト・シーズン>」DVDレンタル中・デジタルレンタル配信中 コンプリート・ボックス(ブルーレイ:1万6,200円+税、DVD:1万4,300円+税)は9月9日発売

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